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朝と夜、走るのはどちらがいいの?
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ランナーの中には朝ラン派と夜ラン派の人が多くいます。初心者の方は「どちらがいいの?」と思うかもしれませんが、それぞれメリットやデメリットがあるため、どちらがいいかは一概にはいえません。あなたの生活リズムによっても変わるので一人一人に向き不向きがあります。
また、朝か夜どちらか決めずに走っても問題ありません。むしろ、時間帯はあまり気にせず、ランニングを習慣化させることが大切です。「時間が空いていれば走る」くらいの意識を持っておいた方が、ランニングを継続しやすくなります。
ランニングの時間帯を決めてしまうと習慣化できなくなる場合もあります。例えば、勤務前に朝ランをしようと決めたのに遅く起きた場合、「遅く起きてしまったから今日は走るのやめよう」と思うこともあるでしょう。結果、同じことが何度も続いて習慣化できなくなってしまいます。
そのため、習慣化するのであれば、時間帯はあまり意識せずにランニングすることをおすすめします。
朝のランニングと夜のランニングのメリット・デメリット
時間帯は気にしない方が習慣化しやすいですが、あなたの目的やスケジュールによってランニングに最適な時間帯はあります。そこで、朝ランと夜ランのメリットやデメリットについて紹介していきます。
朝走るメリット
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朝ランはダイエットをしたい人におすすめです。基礎代謝は朝が低く、昼にかけて上がっていきますが、朝ランで基礎代謝を上げることで痩せやすい体質に改善することができます。さらに、朝は体内の糖分が少ないため、運動での脂肪燃焼効果が高く痩せやすい時間と言われています。
朝スケジュールが空いている人も向いているでしょう。出勤前は基本的にスケジュールが空いているため習慣化しやすいです。
心身ともに健康的になるのもメリット。朝日を浴びることで骨に必要な栄養素「ビタミンD」が合成されたり、精神が安定しやすくなる「セロトニン」という物質が分泌されます。そのため、朝ランによって1日を快適な気持ちで過ごすことができます。朝ラン後のシャワーでさらに気持ちをリフレッシュできます。
朝ランのデメリット
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朝ランのデメリットは午前中スケジュールに余裕がないと厳しいという点があります。出勤が早朝の場合、ランニングの時間を作ることは難しいでしょう。仮に時間を作ろうとしても普段より朝早く起きる必要があるため、睡眠時間を削らなければなりません。そのため、午前中忙しい人はおすすめできません。
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夜走るメリット
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夜ランは残業の多い人や朝ランの時間が取れない人におすすめです。仕事終わりにランニングすることでストレスが発散され、気持ちがすっきりします。また、朝ランの場合は出勤前にシャワーすることが必須ですが、夜ランであれば1日の汚れを1回で落とすことができるので忙しい人にとって時短にもなります。
ランニング後のご褒美として、おいしい晩御飯を用意するとモチベーションを持続させやすいでしょう。ゆっくりごはんを食べた後は、仕事やランニングで疲れた体を休めることができます。
夜ランのデメリット
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デメリットとして、夜は暗くて安全でない点が挙げられます。家の周りを走るのであれば、歩道がない道路や街灯が少ない道路を走ることもあるでしょう。そのため、クルマに注意して走らなければなりません。地域によってはシカなどの野生生物も出没しやすくなるため慣れていないと非常に怖いです。
また、夜は会社の飲み会や友達との遊びなどの誘いもあるでしょう。予定ができてしまうことでランニングする時間が無くなり、習慣化できなくなる場合も少なくありません。
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昼ランという選択肢も
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リモートワークの方や休日の昼頃に時間のある方は昼ランという選択肢もおすすめです。昼間は基礎代謝が一番高くなり、身体が最も活発的に動く時間帯のため、気持ちよく走ることができます。
昼の眠くなる時間帯に走ることで、目を覚ますことができる効果もあります。午後仕事を始める前にランニングを行えば、集中力が上がって仕事がはかどうかもしれません。また、気温の低い秋~春は昼間が最も暖かくなるため、昼ランを行うことで習慣化しやすくなります。
季節によってランニングの時間帯を変えることも大切
季節によってランニングの時間帯を変えてみることも、習慣化するうえでは効果的です。気温の影響や花粉症などで走るモチベーションが下がらないように心がけましょう。
花粉の季節は昼間や風が強い日を避ける
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花粉症の時期は花粉があまり飛ばない時間帯を選びましょう。花粉が飛びやすい時間帯は11時~15時と言われています。そのため、花粉が比較的少ない朝ランか夜ランがおすすめです。マスクやメガネを装備して走ることも花粉症の軽減につながります。どうしても厳しいようであればジムでランニングマシンを利用して運動しましょう。
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夏は早朝ランか夜ランがおすすめ
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夏場は熱中症の可能性があるため、早朝ランか夜ランをおすすめします。熱中症予防のために作られたWBGT(暑さ指数)によると、気温が31〜35℃で「持久走などの体温が上昇しやすい運動を避ける」、35℃以上で「運動は原則中止」と運動の指針が設けられております。夏は気温や自分の体調を確認して、気を付けてランニングを行いましょう。
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冬の朝ランはに心肺機能に負担がかかりやすいので注意
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冬の朝ランは心肺機能に負荷がかかりやすいため、できるだけ避けましょう。朝は体内の水分が少ない傾向にあるため、血液の濃度が高いです。そのため、朝ランニングをすると血圧が上がります。特に冬場は気温が低い影響もあるため、血圧をさらに上げようとします。その影響で血管が詰まりやすく、心臓に負担がかかりやすくなります。
そのため、気温が比較的暖かく体が活発的になる昼に走りましょう。
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食事のタイミングも大切!でも継続するためには気にしない方がいい
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ダイエット目的でランニングをしている人は食事のタイミングを気にする人も多いですね。一般的には食事前にランニングすることがおすすめです。空腹時にランニングをすることで体内の脂肪がエネルギーとして消費されるからです。ただし、「もうご飯を食べてしまったから効果が薄れる」と思ってランニングをやめてしまうのはよくありません。継続するためにもランニングする時間帯を気にしないことが大切です。
ランニングは習慣化が大切!時間帯はなるべく気にせずに走りましょう
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ランニングに適した時間帯について紹介しました。朝ラン、夜ランにはそれぞれメリット・デメリットがあり、人によって適した時間があります。昼ランという選択肢もあるので自分に合う時間帯がいつか試してみるといいでしょう。
また、いつ走るかによって体への効果の度合いが変化しますが、習慣化することが何より大切です。「時間が空いていたら走る」という意識を持ってランニングを続けましょう。
あなたにぴったりの時間帯を見つけて、快適なランライフを送ってください。
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