ブルックス、実はアメリカNo.1ブランドって知っていました?
ブルックスはナイキやアディダス、ニューバランスに比べると正直、日本での知名度は低いのですが本国であるアメリカでは事情が異なります。
実はアメリカNo.1ブランドのブルックス
アメリカのビジネスニュースサイト「Fortune」によれば、アメリカでシリアスランナー(※)1万人を対象に調査したところ、1年間に最も購入されたランニングシューズブランドはブルックスで、実に20%以上のランナーから選ばれていました。
※日常的にランニングを楽しみ、大会などでも積極的に参加しているランナー
50万人以上がフルマラソンに出場するというマラソン大国アメリカ。ブルックスは2018年にランニングシューズ専門店の100ドル以上の商品を対象にした部門でもトップシェアを獲得するなど、米国では圧倒的なトップブランドとなっています。
現在のランニングシューズのオリジンを作ったブルックス
現在のランニングシューズはソールにEVA(エチレンビニルアセテート)を用いるのが主流となっています。
従来のゴムを使用していたソールよりも圧倒的に軽量に仕上げることができるEVAソールを1975年に世界で最初にランニングシューズに採用したのが実はブルックスだったのです。現在もさまざまな新素材や新機能の開発に余念がありません。
「ゴースト」はブルックスの定番シューズ
ゴーストはブルックスの定番シューズで、米国のランニング専門誌、「ランナーズワールド」のクッショニングシューズ部門で何度もNo.1を受賞したロングセラーモデルとなっています。そして、その最新モデルとなるがゴースト13です。
ITEM
ブルックス ゴースト13【メンズ】
●素材:ミッドソール素材/DNA LOFT, BioMoGoDNA
●重量:286g (27cm)
●ミッドソールドロップ : 11.5mm
●サイズ:25.5~30.0㎝
●カラー:全6色
ITEM
ブルックス ゴースト13【レディース】
●素材:ミッドソール素材/DNA LOFT, BioMoGoDNA
●重量: 250g (24cm)
●ミッドソールドロップ : 11.5mm
●サイズ:22.0~26.0cm
●カラー:全6色
「ゴースト13」の特長は?
それではブルックス「ゴースト13」の特長を見ていきましょう。
タイプは「ニュートラル」でクッショニングを重視
ブルックスによれば、ゴースト13はニュートラルプロネーション(着地時に脚が過度に内側に倒れ込まないタイプ)のランナーにおすすめとされています。
サイドから見てわかるとおり、ソールのクッションは厚めで衝撃吸収性を重視したつくりとなっています。
アッパーの素材には通気性、伸縮性が高いエンジニアードメッシュをシームレスに採用しており、足をしっかりホールドしながら蒸れにくいつくりとなっています。
なお、オーバープロネーションのランナーにはソールに内側への倒れ込みを防ぐGUIDERAILES2.0を採用したブルックスラベナシリーズの方がおすすめです。
ITEM
ブルックス ラベナ11【メンズ】
●素材:ミッドソール素材/BioMoGo DNA
●重量:266.5g (27cm)
●ミッドソールドロップ : 10mm
●サイズ:25.0~29.0cm
●カラー:チャコール/ブラック/ホワイト/グレー
ITEM
ブルックス ラベナ11【レディース】
●素材:ミッドソール素材/GuideRails,BioMoGo DNA
●重量:238.1g (24cm)
●ミッドソールドロップ : 10mm
●サイズ:22.5~25.0cm
●カラー:グレー/ライトブルー/ネイビー・サーモンピンク
ブルックス独自の「DNA LOFT」を搭載
ソールにはブルックス独自の「DNA LOFT」が搭載されています。これは、衝撃吸収素材のEVAにラバーと空気を配合することで、より柔らかい着地感を実現したものです。
ところで、シューズの柔らかさと安定性はトレードオフの関係にあります。あまり柔らかさを追求しすぎると、特にスピードを上げた時に接地感が薄くなり、不安定な印象となります。ゴースト13のDNA LOFTは確かに走り始めの時には柔らかさを感じますが、スピードを上げていくとしっかりした印象に変わっていくのが特長です。このあたりのバランスは実に絶妙と言えるでしょう。
前モデル「12」との違いは?
前モデルとなるゴースト13との違いですが、もっとも大きいのはソールに使用されているDNA LOFTがつま先まで増量されたことでしょう。これにより、着地から蹴り出しまでの流れがよりスムーズになっているとブルックスは説明しています。
とはいえ、ゴースト12も実力は十分高く、価格もゴースト13よりもこなれていることから希望のサイズ、カラーの在庫があれば試してみるのもよいでしょう。
ITEM
ブルックス ゴースト12【メンズ】
●素材:ミッドソール素材/DNA LOFT, BioMoGoDNA
●重量:294.8g(27cm)
●ミッドソールドロップ : 12mm
●サイズ:25.5~30.0cm
●カラー:ネイビー×ホワイト/ブラック/ホワイト×ブラック/グレー
ITEM
ブルックス ゴースト12【レディース】
●素材:ミッドソール素材/DNA LOFT, BioMoGoDNA
●重量:263.7g (24cm)
●ミッドソールドロップ : 12mm
●サイズ:22.0~25.0cm
●カラー:全5色
ゴースト13はこんな方におすすめ!
ゴースト13はどんなランナーにおすすめなのでしょうか。適した使用シーンを含め具体的に紹介します。
ファンランナーの大会用として
ゴースト13は厚いソールがもたらす高い衝撃吸収性と安定性が特長なので、これから初めてのフルを走るという方からサブ4を目指す、という方に最適のモデルとなっています。目安として、大会ではキロ7分から6分を切るぐらいのペースに対応しています。
シリアスランナーのジョグ用として
フルマラソンでサブ3.5以上を目指すランナーの大会用にはやや物足らないかもしれません。高い安定性を生かしてジョグやLSDなどで使用するのがおすすめです。
また、ソールまでブラックで統一されたカラーも用意されており、これならジャケット・パンツスタイルに合わせても違和感がないので、「普段のトレーニングは帰宅ランがメイン」という方にはうってつけですね。
ブルックスゴースト13は通好みな一足
以前、ブルックスのシューズを履いて走っていたところ、ラン仲間から、「そのシューズ、ナイキ?あれ、ちょっと違うかな?」と言われ、面食らった経験があります。
このようにアメリカに比べて日本での知名度は低いためか、ブルックスゴーストは日本での販売価格は税込みで14,300円とアメリカでの販売価格(約130ドル=14,000円程度:1ドル109円で換算)と、輸入品であるにも関わらずほとんど変わりません。
さらに実勢価格では11,000円程度で購入することができるので、ポテンシャルの高さを考えれば非常にリーズナブルといえるでしょう。
また、知名度が低いのも逆に考えれば、他の人とかぶりたくない方にはむしろ好都合といえます。
シックなデザインやカラーリングも相まって、ブルックスゴースト13は通好みな一足かもしれません。
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