ぴったりなランニングシューズを選ぶには?
アディダスのランニングシューズを選ぶ時、デザインはもちろんですが足にあったシューズを選ばないと場合によっては故障のリスクもあります。
サイズ(足長)だけで選ぶと失敗する!
ランニングシューズを選ぶ際、まず選ぶのは他のシューズを選ぶときと同様に、つま先からかかとまでの長さ、いわゆる24.0cmや26.0cmといったサイズ(足長)でしょう。
もちろんサイズは欠かせない要素ですが、特に通販で購入する時にサイズ「だけ」で選んでしまうと購入後に後悔することにもなりかねません。
決めては「ワイズ」
ワイズ(ウィズとも)は「足囲」と訳されます。足で幅がもっとも広い所(おおむね親指と小指の付け根辺りです)をぐるっと1周測った長さで、JIS規格となっており、シューズのサイズごとにE(細い)から4E(幅広い)で規格されています。
サイズは合っているはずなのに窮屈だな、と感じたり、逆に足先がゆるいな、と感じた場合はワイズが合っていないことが主な原因です。
アディダスのランニングシューズは細いから日本人に合わない?
よく「アディダスのシューズは細いから日本人には合わない」と言う方がいらっしゃいますが本当でしょうか。
日本人ために作られた「マイクロフィット」
実は、アディダスでは日本人のために「マイクロフィット」という足型(ラスト)を開発したのをご存知でしょうか。
マイクロフィットはランニングシューズの「匠」と称される大森敏明氏の協力を得て、さまざまなデータをもとに開発された日本人の足にフィットする、ストレスフリーなラストでアディゼロシリーズに採用されています。
アディダスは日本人の足に合わない、というのはすでに過去のイメージになったと言えるのではないでしょうか。
ITEM
アディダス アディゼロ ジャパン 5【メンズ】
●素材:甲材(アッパー) 合成繊維/合成皮革、底材(ソール) ゴム底
●ワイズ:E
●重量:225g/27.0cm
ITEM
アディダス アディゼロ ジャパン 5【レディース】
●素材:甲材(アッパー) 合成繊維/合成皮革、底材(ソール) ゴム底
●ワイズ:E
●重量:185g/24.0cm
ワイドモデルもラインナップ
ためし履きした時に、「ちょっときゅうくつだな」と感じた方のために、アディダスでは2E以上のワイドモデルもラインナップしています。
気をつけなくてはいけないのは、足を入れた時の窮屈さがないので比較的幅が広いシューズの方を選びがちな点です。シューズに余計な隙間があるとシューズの中で足が動いてしまい、故障の原因ともなりかねないのでジャストフィットのものを選ぶようにしましょう。
アディダスのランニングシューズを選ぶ時はここに注意
ネット通販でシューズを購入される方も多いと思いますが、特に注意が必要なのは、新しいモデルに切り替わった時です。
同じシリーズなのにワイズが変わることがある
同じモデルの新作だから、サイズ感は変わらないだろう、と足をいれてみると、「あれ?」となることがあります。例えば、アディゼロボストンは先々代にあたるボストン3では通常よりもハーフサイズ大きいシューズを選ぶことが推奨されるなど、かなり細いシューズでした。
その後を引き継いだボストン8では標準がEでワイドモデルが2Eとスタンダードなサイズに近づきましたが、細めのシューズであることは変わりませんでした。
さらに最新のボストン9では標準が2E、ワイドモデルが3E相当でさらに余裕のある作りとなっています。
ITEM
アディダス アディゼロ ボストン 9【メンズ】
●素材:甲材(アッパー) 合成繊維/合成皮革、底材(ソール) ゴム底
●ワイズ:2E
●重量:238g/27.0cm
ITEM
アディダス アディゼロ ボストン 9【レディース】
●素材:甲材(アッパー) 合成繊維/合成皮革、底材(ソール) ゴム底
●ワイズ:2E
●重量:239g/27cm
ITEM
アディダス アディゼロ ボストン 8【メンズ】
●素材:甲材(アッパー) 合成繊維/合成皮革、底材(ソール) ゴム底
●ワイズ:E
●重量:238g/27.0cm
ITEM
アディダス アディゼロ ボストン 8【レディース】
●素材:甲材(アッパー) 合成繊維/合成皮革、底材(ソール) ゴム底
●ワイズ:E
●重量:202g/24.0cm
▼「アディゼロ ボストン」について詳しく解説した記事はこちら!
アッパーの素材変更でもサイズ感は変わる
サイズやラストは同じはずなのにアッパーの素材が変わることでサイズ感が変わることもあります。柔らか目の素材をアッパーに使用している時はちょうどいいな、と感じていたのに少し硬めの素材に変更されると、ラストは変わっていなくてもちょっと窮屈な印象になることもあります。
そもそも日本人=甲高幅広ってほんと?
よく、「日本人の足は欧米の方と比べて甲高幅広なので海外メーカーのシューズは合わない」と言われることがありますが、これは本当なのでしょうか。
日本人の足も細く、平たくなっている!
少し前のデータになりますが、革靴のメーカーなども参加している一般社団法人 日本皮革産業連合会が1987年から2008年の30年間の日本人の足の変化を調査したところ、身長はほとんど伸びていないにもかかわらず足長(つま先からかかとまでの長さ)だけは伸びていることがわかりました。
一方、ワイズの方はほぼ変化がないので、実質的に日本人の足は従来の甲高幅広ではなく、長さの割に幅が狭い、厚みのない細長いという欧米に近い形になっているのです。
「日本人=甲高幅広」という先入観にとらわれすぎるとシューズ選びを誤ってしまう可能性もあるので気をつけたいところですね。
情報をアップデートして最高の一足を
自分に合った一足を探すのは一見難しく思えますが、少なくともサイズについてはワイズを始めとしたひとつひとつの要素をしっかりチェックしていけばぴったりなシューズを探すことができるはずです。
そしてこれまで見てきたとおり、アディダスのシューズは日本人の足のこともしっかりと考えて開発され、常に進化を続けています。わたしたちもシューズに関する情報をアップデートして、自分にとって最高の一足を見つけたいですね。
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