話題の新ブランド、トポ アスレチックって?
まだまだ創業から間がないことから、「トポ アスレチック?どんなブランドなの?」という方も多いのではないでしょうか。
2013年にアメリカ、マサチューセッツで誕生
トポ アスレチック(TOPO ATHLETIC)は2013年にアメリカのマサチューセッツで誕生しました。伝統あるメーカーが多いランニングシューズ業界の中にあって、その歴史はまだ始まったばかりです。
創業者でCEOのトニー・ポスト(Tony Post→「TOPO」はここから来ている?)氏自身ももちろんランナーで、シューズメーカーに長く携わり、特にヴィブラム社ではCEOまで努めていたという経歴の持ち主です。
ヴィブラム社といえば、独創的な5本指のランニングシューズ、ヴィブラム・ファイブフィンガーズで有名ですが、その開発にもトニー氏は携わっていたといいます。
トポ アスレチックの特長は?
ヴィブラム・ファイブフィンガーズを手掛けたトニー氏が立ち上げたブランドということで、トポ アスレチックは最新のハイテクシューズとは一線を画すナチュラル志向が特長となっています。
広めのワイズでゆったりしたつくり
トポアスレチックでは「Roomy Toe Box」と呼んでいますが、通常のランニングシューズに比べて広めの足幅(ワイズ)が特長の一つとなっています。
足や指の動きを制限せず、自然な動きを実現していますが、それでいて足にしっかりとフィットする作りとなっています。
低いドロップ
トポ アスレチックのランニングシューズには0mm/3mm/5mmの3タイプのドロップ(かかと部分とつま先の厚みの差、「オフセット」とも)のシューズが用意されています。一般的には9mmよりも低い場合を低ドロップシューズと呼ぶので、これはかなり低い部類に入ります。
初心者向けのランニングシューズでは安定感を高めるためにドロップを高め(12mm以上)に設定することが多いのですが、シューズのクッションに頼ったフォームになりがちというデメリットもあります。
トポ スアスレチックは着地の角度に無理がなく、自然に脚が前にでる作りになっているので、やや上級者向けとも言えますが、クッション性も十分確保されているので効率的なフォームを覚えたいというビギナーの方にもおすすめです。
シンプルでプレーンなデザイン
ランニングシューズといえば、競技場やTV中継などで映えるような目を引くデザインのものを想像する方もいらっしゃると思います。それに比べるとトポスアスレチックのシューズは非常にプレーンなデザインに仕上がっています。
ロゴマークも控え目で、他メーカーのようにブランドのアイコンを目立つ場所に配置するようなこともしていないため、一見すると通常のカジュアルシューズのように見えます。
トポはアメリカだけでなく、ヨーロッパを始め世界中で展開されるブランドになっていますが、この控えめで主張しすぎないデザインもその人気に一役かっているのではないでしょうか。
トポ アスレチックのランニングシューズ4選【ロード編】
それではトポ アスレチックの製品ラインナップを見ていきましょう。まずはロード用シューズからです。
最もトポアスレチックらしい一足「MAGNIFLY 3」
MAGNIFLY 3(マグニフライ 3)の特長は、かかととつま先の厚みの差がない「0ドロップ」シューズという点です。アッパーにエンジニアードメッシュを使用することで軽量性と高い通気性を確保するなど機能面も充実していますが、黒のカラーを選べば普段遣いでも十分活躍しそうですね。
ITEM
トポ アスレチック Magnifly 3【メンズ】
●素材:アッパー: エンジニアド メッシュ、 ミッドソール EVA
●重量:約285g(メンズ27cm)
●ドロップ:0mm
ITEM
トポ アスレチック Magnifly 3【レディース】
●素材:アッパー: エンジニアド メッシュ、 ミッドソール EVA
●重量:約235g(レディース23.5cm)
●ドロップ:0mm
オーバープロネーション気味の方に「ULTRAFLY 3」
トポ アスレチックの中でも最もドロップが高い(といっても5mmなので十分低ドロップなのですが)のがULTRAFLY 3(ウルトラフライ 3)です。ミッドソールに独自の弾力性が高いZIPフォームに採用、着地の際にかかとが内側に大きく傾くオーバープロネーション対策としても使えるシューズです。
ITEM
トポ アスレチック ULTRAFLY 3【メンズ】
●素材:アッパー 合成繊維、ソール EVA
●重量:272 g
●ドロップ:5mm
ITEM
トポ アスレチック ULTRAFLY 3【レディース】
●素材:アッパー 合成繊維、ソール EVA
●重量:212 g
●ドロップ:5mm
高いクッション性の「PHANTOM」
トポアスレチックの中でもクッション性を重視したシューズが「PHANTOM(ファントム)」です。
ソールが分厚いことで、ちょっと重そうに見えますが実際には289gと軽量に仕上げられています。
ダッドスニーカー風のデザインでもカジュアルで良い感じですね。
ITEM
トポ アスレチック PHANTOM【メンズ】
●素材:アッパー 合成繊維、ソール EVA
●重量:289g
●ドロップ:5mm
ITEM
トポ アスレチック PHANTOM【レディース】
●素材:アッパー 合成繊維、ソール EVA
●重量:244g
●ドロップ:5mm
毎日履ける柔らかさ「CYCLONE」
トポアスレチックの中でも最も新しいモデルが「CYCLONE(サイクロン)」です。トポ アスレチックらしいゆったりしたトゥ部分に加え、かかとにヒールカウンターを装備していないので、まるでソックスのような感覚で履くことができます。
さわやかなカラーも相まって、朝起きたらそのまま抵抗なくシューズを履いてランニングに出かけられるようなシューズに仕上がっています。
ITEM
トポ アスレチック CYCLONE【メンズ】
●素材:アッパー 合成繊維、ソール EVA
●重量 :225 g (M9)
●ドロップ:5mm
ITEM
トポ アスレチック CYCLONE【レディース】
●素材:アッパー 合成繊維、ソール EVA
●重量:182g
●ドロップ:5mm
トポ アスレチックのランニングシューズ2選【トレイル編】
トポ アスレチックはトレイルランニング向けのシューズも手掛けています。ここからはトレイル用のおすすめモデルを紹介します。
軽量トレイルシューズ、「TERRAVENTURE 2」
ロード用シューズの軽さとトレイルシューズのタフさを組み合わせたモデルが「TERRAVENTURE 2(テラベンチャー 2)」です。その通り重量は306gとロード用のクッショニングモデル並みに抑えられています。
アッパーには水分を逃がして素早く乾燥させるための排水口(ドレーネージ・ポート)が設定されるなど、変わりやすい山の天気にも対応した一足です。
ITEM
トポ アスレチック TERRAVENTURE 2【メンズ】
●素材:アッパー 合成繊維、ソール ヴィヴラム
●重量:306g
●ドロップ:3mm
ITEM
トポ アスレチック TERRAVENTURE 2【レディース】
●素材:アッパー 合成繊維、ソール ヴィヴラム
●重量:232g
●ドロップ:3mm
ウルトラランナーには「ULTRAVENTURE 2」
ネーミングの通り、ウルトラランナーに向けたトレイルモデルが「ULTRAVENTURE 2(ウルトラベンチャー 2)」です。がっしりしたヴィブラムソールは最上級のグリップを約束します。
ごつい見た目とは裏腹に295gと軽量化も図られているのも特長です。5mmという低ドロップがもたらす自然な着心地は、トレイルランニングだけでなく、トレッキング用としてもおすすめです。
ITEM
トポ アスレチック ULTRAVENTURE 2【メンズ】
●素材:アッパー 合成繊維、ソール ヴィブラム
●重量:295g
●ドロップ:5mm
ITEM
トポ アスレチック ULTRAVENTURE 2【レディース】
●素材:アッパー 合成繊維、ソール ヴィブラム
●重量:235g
●ドロップ:5mm
トポ スアスレチックは「最高にナチュラルなランニングシューズ」
トポ アスレチックは、「この地球上で最高にナチュラルなランニングシューズを作る」ことをミッションステートメントとしています。
ナイキのヴェイパーフライの登場以来、カーボンプレート内蔵の厚底シューズがレースや市場を席巻していますが、すべての方に厚底シューズが合うか、というとそれは「NO」でしょう。
厚底シューズを試してみたけれど、「反発力が強すぎて、シューズに無理に走らされているみたいだ」、と感じた方であればトポスアスレチックのシューズは一度試してみる価値があるのではないでしょうか。
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