「Fuel Cell」はどんなシリーズ?
NewBalanceのFuelCell(フューエルセル)はNewBalance史上最高のミッドソール素材を使用した人気シリーズです。
ニューバランスには他の人気シリーズとして、軽量で忍者のかっこいいデザインが特徴のHANZOシリーズがあります。HANZOシリーズと異なり、FuelCellシリーズは触るとモチモチしているミッドソールによる弾むような反発が特徴です。
軽量かつ反発性のあるミッドソール素材
FuelCellシリーズはミッドソールに同名の「フューエルセルフォーム」素材を使用しています。
この素材の特徴は弾力があり柔らかいクッション性を持ちながら、軽量で反発性が高く、エネルギーリターン率が高いです。そのため少ない力でスピードを維持することができ、長い距離でも楽に速く走れます。
レベルに合わせたさまざまなモデルを展開
FuelCellシリーズは「RC ELITE」「REBEL」「TC」などを展開しています。それぞれのシューズで練習用やサブ4向け、サブ3向けなどレベルや目的に合わせたさまざまなモデルがあります。特に「RC Elite」や「5280」はカーボンプレートを採用し、フラット接地やフォアフット走法をターゲットにしたレーシングモデルです。
モデル名 |
使用シーン |
ターゲット |
カーボンプレート |
FuelCell 5280 |
レース(トラック種目/駅伝) |
1km3分前後 |
◯ |
FuelCell RC ELITE |
レース |
サブ2.5~3 |
◯ |
FuelCell TC |
レース/トレーニング |
サブ3.5~サブ4 |
◯ |
FuelCell REBEL |
レース/トレーニング |
サブ3.5~サブ4 |
✕ |
FuelCell PROPEL |
トレーニング/ジョギング |
完走/ジョギング |
✕ |
ITEM
ニューバランス FuelCell RC ELITE【レース】
●サイズ:25.0〜29.0cm
●重量:220g
●カラー:ホワイト、ライム
ITEM
ニューバランス FuelCell TC【レース&トレーニング】
●サイズ:25.0〜29.0cm
●重量:281g
●カラー:ブルー×オレンジ、ホワイト
以前はナイキのシューズをはいていましたが、ナイキに比べ柔らかいクッション性でとても走りやすいです。一般ランナー向けで、どこまでも走りたくなるような気分でした。
出典:
楽天みんなのレビュー
ITEM
ニューバランス FuelCell REBEL【レース&トレーニング】
●サイズ:25.0〜29.0cm
●重量:210g
●カラー:ブラック、オレンジイエロー、ブラック×レッド、ブルー
とても軽く、弾むような感覚で地面からの反発を感じられるシューズです。
耐久性を心配していましたが、問題なさそうです。
出典:
楽天みんなのレビュー
ITEM
ニューバランス FuelCell PROPEL【トレーニング】
●サイズ:25.0〜29.0cm
●重量:270g
●カラー:ブラック×ブラック、ブラック×レッド、ブルー
はじめてNBを履きましたが「FuelCell PROPEL」が、反発性があって弾む感じでとても履きやすいです!
出典:
楽天みんなのレビュー
「Fuel Cell 5280」とはどんなシューズ?
FuelCell「5280」の名前の由来は1マイル(約1600m)をフィートに換算したものです。つまり1マイルのような短い距離で真価を発揮する、超ハイスピードモデルということです。
そのためトラックレースや駅伝で活躍し、日本のトップランナーの神野大地選手や田中希実選手が使用しています。
Fuel Cell 5280の特徴は大きく4つあります。しっかりフィットするアッパー、反発性の高いカーボンプレート、ミッドソールのFuelCell、グリップ力の高いアウトソールがあり、それぞれについて詳しく解説します。
ギュッとフィットするアッパーのHYPOKNIT(ハイポニット)
アッパーにはHYPOKNIT(ハイポニット)を採用しています。このアッパーの特徴は履き口がとても細く、靴下のような感覚で、ぎゅっと引き締めるようになっていることです。
またニットの目が粗いことで軽量で通気性を上げ、フィット感も高めています。履き心地は包み込むというよりは締め付けるような感覚が近く、しっかり足にフィットする感覚を得られます。
反発性を高めるCARBON FIBER PLATE(カーボンファイバープレート)
Fuel Cell 5280ではカーボンファイバープレートを採用することで、反発性がとても高く推進力を高めてくれます。
ナイキの厚底カーボンシューズとは違い、薄底のため自分で力を伝えて走る点が違います。
軽量性と反発性の高いミッドソールのFuelCell(フューエルセル)
FuelCell素材をミッドソールの全面に使っています。特徴は軽量性と反発性に優れており、スピードを出して維持しやすいです。そしてかかと部分にもFUELCELLが使われているのですが、何も補強されていないためフォアフットで履くことを前提としています。
とても土踏まずの部分が狭いので安定性は高くなく、しっかりとコントロールしながら走る必要があります。
グリップ力を高めるDYNARIDE(ダイナライド)
DYNARIDE(ダイナライド)というグリップ力の高いアウトソールを採用しています。大小の突起を適切に配置することで、競技場のトラックでもしっかりと地面を掴むようになっています。
スパイクのような食い込む感覚がないため、ピンの感覚が苦手な人におすすめです。
「Fuel Cell 5280」はどんな人に向いている?
FuelCell 5280は履く人を選ぶシューズです。誰でも履けるシューズではなく、短中距離上級者向けのモデルです。具体的には1kmを3分前後で走れるランナーで、フォアフットで後半までつま先で押して行ける走力のある人に向いています。
800mから10000mのトラック、駅伝やハーフマラソンなどのロードレース
出典:PIXTA
FuelCell 5280は短い距離のレースでこそ真価が発揮されます。長い距離で後半疲れてフォアフットが維持できないと安定して走れなくなります。
レースでは800mや1500mといった距離でスパイクの代わりで使用できます。その他ロードでもマラソン以上の距離では難しいですが、駅伝のような10km前後のレースで力を発揮する一足です。
フォアフットで走れる人
出典:PIXTA
FuelCell 5280はフォアフットで走ることを想定したシューズです。かかと部分がミッドソールがむき出しで何も補強されていないことからも分かるように、かかと接地を想定したつくりにはなっていません。
フォアフットで後半まで押し切れるような筋力がある人でないと、シューズの良さを活かしきれないでしょう。
1kmを3分前後で走る力がある人
出典:PIXTA
FuelCell 5280は1kmを3分前後で走ってこそ力を発揮します。速いスピードを維持しないと安定性が低いシューズのためブレが生まれ、反発性を活かしきれません。後半でも腰が落ちずに安定して走れるならスパイク並かそれ以上の反発でスピードを出せます。
初心者には正直向かないので1km3分前後で走れるようになったら検討しよう!
出典:PIXTA
高速レース用のシューズで限られた人しか履けないのが正直なところ。自然とスピードが出て、フォアフットで走ることになるため、ジョギングなどゆっくりした走りには向いていません。
シューズの特徴として1km3分前後でフォアフットで走れる人に向いているので、タイムが縮められ、フォアフットでフォームが安定してきたら履いても問題ないでしょう。
「Fuel Cell 5280」で中距離種目で自己ベストを狙おう!
Fuel Cell 5280は中長距離の高速レースで活躍するシューズです。
高いフィット感を実現するアッパー素材と反発性を生むカーボンプレートとミッドソール、地面をしっかり噛んで力を伝えられるアウトソールが特徴です。
誰でも履けるシューズではなくエリートランナー向けのシューズで、フォアフット走法で1km3分前後で走れる人に向いています。
レースシューズとしてトラックレースやハーフマラソンでベストを狙う人におすすめなので、ぜひ参考にして試合の相棒にするか検討してみてください。
ITEM
ニューバランス FuelCell 5280【メンズ】
●サイズ:25.0〜29.0cm
●重量:138g
●カラー:レッド、ホワイト
ITEM
ニューバランス FuelCell 5280【レディース】
●サイズ:22.0〜25.5cm
●重量:138g
●カラー:ホワイト