ナイキ「エア ズーム テンポ ネクスト%」とはどんなシューズ?
ナイキの厚底シューズは速さを求めるランナーなら1度は着用してみたいシューズですよね。「エア ズーム テンポ ネクスト%」なら手の届きやすい価格なので購入を検討している方も多いのではないでしょうか。機能や特徴など詳しく解説していきます。
「エア ズーム アルファフライ ネクスト%」のトレーニングモデル
「エア ズーム テンポ ネクスト%」は1流ランナーが着用しているモデル「エア ズーム アルファフライ ネクスト%」のトレーニング用シューズです。エアポッドなどの基本性能を引き継ぎながら、過酷なトレーニングに耐えられるよう踵部分にリアクトフォームを搭載したり広範囲にアウトソールラバーを覆ったりして耐久性をアップしています。
使いこなすには中級者以上の走力が必要でミッドフットやフォアフット走法にフォームを改良しなければいけません。しかし、カーボン性に比べて柔らかく履きこなしやすい複合素材プレートを搭載するなど使いやすい設計になっています。
前足部に高反発のエアポッドを搭載
「エア ズーム テンポ ネクスト%」の前足部にはナイキ史上最高の反発性を兼ね備えた2つのエアポッドを搭載。剥き出しになっているのは自由に変形させるためで、変形から元に戻るときに強い反発力を発揮します。使いこなすにはシューズに合わせたフォームの改良が必要ですが、エネルギーリターン率約90%とナイキで最も高い数値です。
ミッドソールにはズームXとリアクトフォームを搭載
ミッドソールには爪先から踵上部にかけてズームXを搭載。エアポッドとともに着地時の衝撃を吸収し、高い反発をもたらします。
踵部分には軽量で耐久性、反発性に優れたリアクトフォームを搭載。ポリウレタン系の素材でズームXに比べて硬いので安定感があり踵着地のランナーでも使用できます。高い耐久性で過酷なトレーニングにも最適です。
安定性と推進力のある複合素材プレートを搭載
「エア ズーム テンポ ネクスト%」はトレーニングモデルではナイキで初めてプレートを搭載。よく聞くカーボン製ではなくナイロン素材が中心の複合素材プレートを使用しています。カーボン製より柔らかいため反発性は劣りますが、使いこなしやすくより自分の力で走るので筋力アップにも効果的です。
プレートがあることでソールの柔らかさによるグラつきを和らげ、エアポッドの反発性を推進力に変えることができます。スムーズに体重移動ができ体の負担も軽減されるので、長時間のトレーニングも可能です。
アッパーにはフライニットを採用
「エア ズーム テンポ ネクスト%」のアッパーには軽量で通気性に優れたフライニットを採用。非常に薄く柔らかいフィット感で快適な履き心地です。前足部は余裕がある設計になっていますが、シューズ内側のシューレースと中足部周辺はスエードで補強してあるので着地時のブレを防ぎ安定感がアップしています。
また踵部分にはヒールパットが入っており、踵のホールド感が向上。スピードを上げてもシューズが抜ける感じがせず安心して走ることができます。
耐久性とグリップ性に優れたアウトソールラバー
アウトソールには広範囲にラバーが覆ってあり耐久性とグリップ性がアップ。重量は重くなってしまいますが摩擦による靴底のすり減りを防ぐことができシューズも長持ちします。
フォアフットのランナーに最適なモデルですが、踵部分までしっかりとラバーで覆われているのでミッドフットやヒールストライクのランナーにも対応しています。
ITEM
ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト% メンズ
●重量:261g
●サイズ:24.5cm~30.0cm
ITEM
ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト% レディース
●重量:225g
●サイズ:22.5cm~26.5cm
ナイキ「エア ズーム テンポ ネクスト%」のターゲットとは?
「エア ズーム テンポ ネクスト%」はどのようなランナーがターゲットのシューズなのでしょうか?活用シーンと合わせて詳しく解説していきます。
レースで「アルファフライ ネクスト%」を着用するランナーのトレーニングシューズ
出典:PIXTA
レースで「エア ズーム アルファフライ ネクスト%」を履くランナーのトレーニングシューズとしておすすめ。
高い機能性を持ち合わせた「エア ズーム アルファフライ ネクスト%」ですが、反面耐久性が低くシューズ自体も定価33,000(税込)と大変高価です。使いこなすにはある程度慣れておく必要がありますが頻繁に使うのは非常にもったいないですよね。
「エア ズーム テンポ ネクスト%」なら基本機能は同じなので慣れることが目的なら最適です。高い耐久性があり、柔らかいプレートを搭載。より自分の足で走る感覚があるので筋力アップも可能です。1km4:30から2:50まで対応でき、速めのジョギングからテンポ走、インターバルまで幅広く活用できます。
サブ3〜4ランナーのトレーニング、レース用シューズ
出典:PIXTA
サブ3からサブ4ランナーにとってはトレーニングだけでなくレースでも活用できます。レース用にしては重いですが、ストライドが広がりスピードアップした走りができるので中級レベルの市民ランナーのペースなら十分対応できます。
履きこなすにはフォームの改良が必要かもしれません。しかし「エア ズーム アルファフライ ネクスト%」に比べてプレートが柔らかく中級ランナーにも使いやすい設計です。
定価24,200円(税込)と市民ランナーにも手の届きやすい価格設定も魅力。耐久性も高いので長く使えて安心です。憧れの1流選手が履いている「エア ズーム アルファフライ ネクスト%」の走り心地を試してみたい方にもおすすめです。
レース用シューズ「エア ズーム アルファフライ ネクスト%」との違い
「エア ズーム テンポ ネクスト%」を購入する予定だけど、やはり1流選手が着用しているNike史上最速の「エア ズーム アルファフライ ネクスト%」も気になりますよね。エアポッドなど基本機能は同じ部分もありますが、違いや特徴など詳しく解説していきます。
ミッドソール全面にズームXを搭載
ミッドソール全面にはナイキ史上もっとも軽く反発性、衝撃吸収性に優れたズームXを搭載。踵部分まで全面に使用することで重量約210gと踵部分にリアクトフォームを搭載した「エア ズーム テン ポネクスト%」に比べて約50gも軽量化。しかし、安定性や耐久性が低いデメリットも持ち合わせています。
推進力のあるカーボンファイバープレートを搭載
「エア ズーム アルファフライ ネクスト%」にはより推進力を生むカーボンファイバープレートを搭載しています。硬いので筋力がないランナーには使いこなすのは難しいですが、接地時にプレートがしなり爆発的なスピードを生み出します。
極限まで軽量化
「エア ズーム アルファフライ ネクスト%」は速いスピードを出すことを第一優先に設計されているので、極限まで軽量化されています。「エア ズーム テンポ ネクスト%」もスピードが出せると言っても1km3:00以内で走ることもある1流ランナーにとって約261gのシューズは重く感じてしまいます。
アウトソールのラバーは前足部のみ、ソールはズームXのみを搭載するなど厚さ39.5mmもありエアポッドも搭載していることを考えれば驚異的な軽さです。反面価格は定価で33,000円(税込)と高価で耐久性は低いのでここ1番のレースやポイント練習でのみの活用がおすすめです。
ターゲットは一流ランナーのレース用シューズ
「エア ズーム アルファフライ ネクスト%」のターゲットはマラソンで2時間50分を切る1流ランナー。キプチョゲ選手がプロトタイプで非公式ながら2時間の壁を破ったレースや、大迫傑選手や鈴木健吾選手がマラソン日本記録を更新した大会でも着用していたモデルです。
癖が強く履きこなすのは難しいため足に負担をかけてしまったりフォームを崩してしまったりするリスクもありますが、シューズを味方につければ異次元のスピードを体感できるでしょう。
ITEM
ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト% メンズ
●重量:210g
●サイズ:24.0cm~30.0cm
ITEM
ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト% レディース
●重量:210g
●サイズ:22.0cm~26.5cm
ナイキ「エア ズーム テンポ ネクスト%」を履いて過去の自分を超えていこう!
ナイキのテクノロジーをフル装備した「エア ズーム テンポ ネクスト%」。複合素材カーボンやエアポッド、ズームXなどクッション性、反発性、推進力に優れたさまざまな最新機能が惜しみなく搭載されています。上級者のトレーニングシューズですが、中級レベルのランナーならトレーニングに加えてレースでも活用できるでしょう。
履きこなすのは難しいですが、上手く活用できれば1段パワーアップした走りができるはず。「エア ズーム アルファフライ ネクスト%」はレベルが高いかもと思っているランナーにはぜひ「エア ズーム テンポ ネクスト%」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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