ヨネックス「セーフラン エアラス」はどんなシューズ?
ヨネックスから発売されている「セーフラン エアラス」。ヨネックスと言えばテニスやバドミントンのラケットのイメージが強いですが、ランニングシューズはあまり耳にする機会が少ないのではないでしょうか。まずは、特徴や機能性など詳しく解説していきます。
カーブ形状の「3Dパワーカーボン」搭載!ミッドフット着地にも対応
「セーフラン エアラス」のミッドソールには3Dパワーカーボンが搭載されています。カーボンプレート搭載シューズは履きこなすのが難しく上級者が履くイメージですが、「セーフラン エアラス」のカーボンプレートはサブ4向け。ラケットやロードバイクなどカーボンの取り扱いが得意なヨネックスだからこそできるランナーの力量に合わせた剛性としなり具合を実現しています。
かかと部分の端を立ち上がらせて着地時の安定感をアップ。親指部分までカーボンを伸ばしているので蹴り出しまでサポートしてくれます。速く走ることよりも安定感を重視し、ころんと転がるクセのない走り心地です。
衝撃吸収性と反発性「パワークッションプラス」を搭載
ミッドソールの前足部とかかと部分には「パワークッションプラス」を搭載。12mの高さから落とした生卵が割れずに6mも跳ね上がる高い衝撃吸収性と反発性があります。一般的に使われているEVA素材に比べて、衝撃吸収性は約28%、反発性は約62%もアップ。沈み込むような不安定さもなく衝撃から足を守ることができるので、疲労軽減や膝や足首の故障を予防できます。
軽量ミッドソール素材「フェザーライト エックス」
「セーフラン エアラス」のミッドソールにはフルレングスで「フェザーライト エックス」を搭載しています。ヨネックス史上最も軽量で羽のような軽さ。一般的な素材EVAと比べて約30%もの軽さを実現しています。
厚底シューズでも重量約225g(26.0cm)の軽さでスピードアップにも対応。サブ3.5を目指すランナーにもおすすめです。
ミッドフット着地に対応したソール構造「ミッドコンタクト設計」
「フリーラン エアラス」のソール構造はミッドフット着地に最適な「ミッドコンタクト設計」。カーボンプレートに合わせた形状で着地の瞬間から蹴り出しまでスムーズな足運びを可能にします。
また、つま先を剃り上げることで、ころんと転がる感覚を感じられるはず。カーボンプレートがしっかり体重を受け止めてくれるのでペースが制御できないこともありません。
ラバーも重心移動を意識した配置。ミッドフット着地のランナーだけでなく、かかと着地のランナーも想定した設計になっているので、多くのランナーに最適です。
軽量で通気性の高いアッパー「サンドウィッチメッシュ」
アッパーは軽量で通気性の高いサウンドメッシュアッパーを採用。網目の異なる2種類のメッシュを使用することで柔らかいフィット感と適度なホールド感があります。通気性も良いので夏場の暑い時期でも蒸れを防ぎます。
シュータンは足首を挟み込むようなV字型。圧迫感を感じにくく、足首周りのフィット感も良好です。
ITEM
ヨネックス セーフラン エアラス【メンズ】
●重量:約225g(26.0cm)
●サイズ:24.5〜29.0cm
●カラー:スカーレット、ピーコックグリーン、ブラック/グレー
ITEM
ヨネックス セーフラン エアラス【レディース】
●重量:約195g(23.5cm)
●サイズ:22.0〜26.0cm
●カラー:ミントグリーン、ブラック/グレー
「セーフラン エアラス」のターゲットとは?
「セーフラン エアラス」はどのようなランナーに最適なシューズなのでしょうか?活用シーンと合わせて詳しく解説していきます。
サブ3.5〜4.5を目指すランナーのレーシングシューズ
出典:PIXTA
「セーフラン エアラス」のメインターゲットはサブ4ランナー。サブ3.5〜4.5を目指すランナーのレーシングシューズに最適です。
特に後半足が疲れてくるようなマラソンなどの長い距離におすすめ。疲労が蓄積されると痛みが出てしまったり、後半の失速につながってしまいますが、「セーフラン エアラス」を履けば疲労が軽減できるので、最後までしっかりと走り切れます。
通気性が良く汗や給水で濡れてしまっても熱がこもることなく蒸れにくくなっています。
サブ3ランナーのトレーニングシューズ
出典:PIXTA
サブ3を達成した上級者ランナーには、ジョグやLSD、距離走などの長い距離を走るトレーニングにおすすめです。足に優しい設計になっており、疲労が溜まりにくく故障を予防できます。故障明けや疲労が蓄積した場面でも活用できるでしょう。コロンと転がる感覚で快適な走り心地です。
上級者モデルのカーボンシューズでは後半に足が疲れてしまうランナー
出典:PIXTA
上級者モデルのカーボン搭載シューズを履いているけど、筋力が足りず後半失速してしまうランナーにもおすすめ。上級者モデルのカーボン搭載シューズは速く走ることが目的ですが、「セーフラン エアラス」は安定性が高いことが魅力。目的が違うので注意が必要ですが、「後半失速する」「足が痛くなってしまう」「フォアフットがしっくりこない」というランナーは、検討してみても良いでしょう。
結果的に、速く走れるシューズよりも後半の粘りが効くので、タイムが良くなるということも考えられます。
カーボン搭載「セーフラン」シリーズの他モデルとの違いは?
カーボンプレートを搭載したモデルは「セーフラン エアラス」の他に「セーフラン100・200・950」があります。ヨネックスのカーボンプレートは速さを求めるのではなく、安定性を高めるためなので初心者から着用可能です。違いや特徴など詳しく解説していきます。
かかと着地のランナーへ「セーフラン100」
「セーフラン100」のコンセプトは”全てのかかと着地のランナーへ”ミッドソールには柔らかく反発性のあるフェザーバウンスフォームを搭載し、かかとで着地した衝撃を和らげ柔らかい接地感です。3Dパワーカーボンは全体が均一にしなり柔軟性と安定性を両立。足への負担を軽減するだけでなく、自然にストライドを広げることができます。
サブ4ランナーから完走を目指すランナーまで対応。ペースは1km5〜7分がおすすめです。「セーフラン エアラス」に比べて重量はありますが初級者から中級者まで幅広く活用できます。
ITEM
ヨネックス セーフラン100【メンズ】
●重量:約265g(26.0cm)
●サイズ:24.5〜29cm
●カラー:ネイビー/レッド、コバルトブルー、アシッドイエロー
ITEM
ヨネックス セーフラン100【レディース】
●重量:220g(23.5cm片足)
●サイズ:22.0〜26.0cm
●カラー:ネイビー/レッド、コバルトブルー、アシッドイエロー
走り始めた初心者向け「セーフラン200」
「セーフラン200」は走り始めた初心者ランナーや健康志向のランニングに最適なシューズです。ランナーの約30%が膝に痛みを抱えている現状を踏まえて推進力よりも安定性を強化。3Dパワーカーボンは「セーフラン100」に比べて中足部の幅を30%拡げ、2本の溝を入れることで軽さをキープしながら安定性をアップしています。ミッドソール内側の中足部からかかと部分にかけて硬度が高くしてあり、内側への倒れ込みを抑制しています。
1km7〜9分ペースが目安。脚力に不安のあるランナーでも足への負担を軽減しながら安心してランニングを楽しめるでしょう。
ITEM
ヨネックス セーフラン200【メンズ】
●重量:275g(26cm片足)
●サイズ:24.5cm~29.0cm
●カラー:グレー/レッド 、ティールブルー、ブラック/ホワイト
ITEM
ヨネックス セーフラン200【レディース】
●重量:235g(23.5cm片足)
●サイズ:22.0cm~26.0cm
●カラー:ホワイト、ブラック×ホワイト、ネイビー×ピンク
ストレスフリーのフィット感「セーフラン950」
「セーフラン950」の特徴は靴紐を無くし、足への圧迫感やストレスを軽減したストレスフリー設計。ニット素材の編み込みを部位ごとに変えて解剖学に基づいて作られています。シューズを履くと甲が痛くなる方にもおすすめです。ミッドソール内側はアーチの落ち込みや内側への倒れ込みを抑制できるように硬度をアップしています。
他のシューズと同じように3Dパワーカーボンやパワークッションも搭載。のんびりとウォーキングやランニングを楽しみたい方に最適なモデルです。
ITEM
ヨネックス セーフラン950【メンズ】
●重量:250g(26cm片足)
●サイズ:24.5cm~29.0cm
●カラー:グレー、アッシュブラック、インフィニットブルー
ITEM
ヨネックス セーフラン950【レディース】
●重量:215g(23.5cm片足)
●サイズ:22.0cm~26.0cm
●カラー:グレー、ダークマリン、ミントピンク
ヨネックス「セーフラン エアラス」で故障を予防しながら記録アップを目指そう!
「セーフラン エアラス」は3Dパワーカーボンやパワークッションプラスなどヨネックスのテクノロジーをふんだんに搭載。安定性と軽さを両立し、スピードアップを可能にするだけでなく疲労の蓄積や故障予防にも効果的です。
力はあるのに普段故障が多くて悩んでいる方や楽に長く走りたい方にもおすすめ。コロンと転がる感覚で快適な走りを実現できます。故障せずランニングが継続できればきっと目標達成に大きく近づくはずです。
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