世界第三位のスマホメーカー、「シャオミ」がリリースするスマートウォッチ
「中国のアップル」とも呼ばれるシャオミはスマートフォンではすでに世界第三位のメーカーです。
快進撃を続けるメーカー、シャオミ
シャオミ(Xiaomi)は2010年に中国で創業されたスマートフォンメーカーです。
その後、「中国のアップル」と称されるほどの急成長を遂げ、直近のデータとなる2021年第1四半期の売上高や約1.32兆円!しかも前年同期比で+54.7%と過去最高水準を達成し、スマートフォンメーカーとしてはすでに世界で第3位となっています。
そのシャオミも、他のスマートフォンメーカー同様に、スマホと連携したスマートウォッチなどのウェアラブル端末をリリースしています。
シャオミのスマートウォッチは大きく分けると3タイプ
シャオミがリリースするスマートウォッチですが、現行のラインナップは5機種、機能面で分けると3タイプに分けられます。
- スマートバンドのMi Smart Bandシリーズ
- スマートウォッチの主力モデル、Mi Watch Lite
- ハイエンドモデル、 Mi Watch
それぞれの特長を一覧表にまとめてみました。
モデル名 |
Mi Smart Band 4 |
Mi Smart Band 5 |
Mi Smart Band 6 |
Mi Watch Lite |
Mi Watch |
サイズ(mm) |
47.4 ×18.6×12.7 |
46.95×18.15×12.45 |
47.4 × 18.6 × 12.7 |
41 x 35x 10.9 |
45.9 × 53.35 × 11.8 |
重量(g) |
22.1 |
11.9 |
12.8 |
35g |
32g |
駆動時間(通常) |
20日間 |
14日間 |
14日間 |
9日間 |
16日間 |
駆動時間(GPS) |
ー |
ー |
ー |
10時間 |
50時間 |
耐水性 |
5気圧 |
5気圧 |
5気圧 |
5気圧 |
5気圧 |
通知機能 |
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
音楽コントロール |
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
次項ではそれぞれのモデルの特長を紹介していきます。
毎日の生活にフィットするMi Smart Band
Mi Bandは手軽な価格で人気のスマートバンドです。
Mi Smart Bandで日々の活動を「見える化」
Mi Smart Bandはその名の通りリストバンド型の小型、軽量なウェアラブル端末です。最新モデルのMi Smart Band 6の本体重量はわずか12.8gと着けていることを忘れてしまうほどの軽さですが、中身は光学心拍計や各種センサーが組み込まれており、睡眠状態のモニタリングや日々の活動量を記録することができます。
ITEM
シャオミ Mi Smart Band 6
●サイズ: 47.4 × 18.6 × 12.7 mm
●重量:12.8g
●画面サイズ:1.56インチ
●バッテリー稼働時間:14 日
軽い!多機能!
ジム用に購入し活用しています。
オマケのカラーバンドもかわいい色合いで嬉しかったです。
出典:
楽天みんなのレビュー
充電無しで長時間利用可能
アップルウォッチの印象から、スマートウォッチは毎日充電しなければならない、と思っている方はいませんか?そういう方がMi Smart Band6のバッテリーは通常使用で約14日間、省電力モードならなんと最大19日間充電不要と聞くとにわかには信じられないかもしれません。
睡眠モニタリングを始めとした24時間の活動を記録する機能は、この充電を気にせず使えるバッテリー性能があってこそ活きてくるでしょう。
最新モデル、Smart Band 6は画面表示がアップグレード
最新モデルとなる Mi Smart Band 6では外形寸法はほぼそのままに大型有機 ELを採用することで画面の表示領域を50%も拡大しました。スマートバンドは筐体が小さいことからどうしても表示が小さく見づらいのでは?という心配はほぼ過去のことになったのかもしれません。
画面表示にそれほどこだわらない、というのであれば従来モデルのMi Smart Band 5やMi Smart Band 4を狙う手もあります。
ITEM
シャオミ Mi Band 5
●サイズ:46.95 × 18.15 × 12.45 mm
●重量:11.9g
●画面サイズ:1.1インチ
●バッテリー稼働時間:14 日以上
シャオミ4をずっと使ってて、今回は満を持してこちらに乗り換えました。
充電もいちいち、外さなくて良くなったので凄く楽です。
機能も文句なしです。また長く愛用します。
出典:
楽天みんなのレビュー
ITEM
シャオミ Mi Smart Band 4
●サイズ: 47.4 ×18.6×12.7mm
●重量:22.1g
●画面サイズ:0.95インチ
30種類のトレーニングモードを搭載
Mi スマートバンド6にはランニングはもちろん、自転車やバスケットボール、ピラティスなど30種類ものスポーツの活動量を記録できる機能が搭載されています。5ATM防水仕様でスイミングでは5種類のスイミングスタイルを選んでより正確なトラッキングも可能というから驚かされます。
ただし、GPSは内蔵されていないので、ランニングで距離やルートを記録するためにはスマホとの連携が必要です。
Mi Watch Liteはベーシックなスマートウォッチ
シャオミのスマートウォッチの主力モデルがMi Watch Liteシリーズです。
1.4インチTFTカラーディスプレイを採用
Mi スポーツバンドとの最大の違いが大型のTFTディスプレイです。表示の美しさに加え、もちろんタッチパネル仕様です。
大型のディスプレイを搭載することで気になるバッテリーの稼働時間ですが、通常使用で9日間、GPSを利用したスポーツモードで10時間使用可能なのでフルマラソンでも十分使えます。
ITEM
シャオミ Mi Watch Lite
●サイズ:41mm x 35mm x 10.9mm
●重量:約35g (ストラップ付き)
●画面のサイズ:1.4インチ
●バッテリー稼働時間:9日
ランニングをはじめたので購入しましたが、ベージュが想像以上に大人かわいくて大好きな色味でOL服にもあうので、普段使いもしたいと思います!はやい発送ありがとうございました。これから活躍すること間違いなしです。
出典:
楽天みんなのレビュー
GPS+GLONASSのデュアル衛星測位システムを搭載
Mi Watch Liteには測位システムとしてアメリカのGPSに加えてロシアのGLONASSも使用しています。さらに搭載されている各種のセンサーを利用することで、いつものランニングに使用すれば、より正確な距離やスピード、消費カロリーまでを正確に記録することができます。
また、搭載されたPPGセンサーは24時間正確に心拍数を記録しており、普段の状態からワークアウトで追い込んだ時まで、身体のコンディションの変化を把握できます。
最大50mの5気圧防水に対応
Mi Watch Liteには屋内、屋外合わせて11種類のワークアウトモードが搭載されています。優秀な衛星測位システムにより高精度なトラッキングが可能で、それはたとえばオープンウォーターでも同様です。
防水機能も最大50m、5気圧まで対応できるのでサーフィンやSUPでも安心して使えますね。
ランナーにおすすめのMi Watch
ランナーの視点で選ぶなら、一押しのモデルがMi Watchです。
32gの軽量設計
高性能、高機能になるとどうしても重量が増えるので、特にランニングの際にはその重さが気になってしまうものですが、Mi Watchは本体重量が32gと軽量に仕上がっています。
ちなみに機能的に近いガーミンのエントリーモデル、FOREATHLETE 55も軽量設計で高い評価を得ていますが、重量は37gと、実はMi Watchの方が軽いのです。
ITEM
シャオミ Mi Watch
●サイズ:45.9 × 53.35 × 11.8mm
●重量:約32g
●ディスプレイ:1.39インチ AMOLED
●バッテリー稼働時間:16日
miバンドから変更して、全てがグレードアップされてとても使いやすく満足している。
また、よく柱などにぶつけるが、まったく傷も付かない。
出典:
楽天みんなのレビュー
血中酸素レベルの測定機能も
血中酸素レベル測定機能とは、血液中の酸素レベルを測定することで、体がどれだけ酸素を取り込んで体内に供給しているかを知るための機能です。
もちろん、Mi Watchは医療機器ではないので、治療などには使用できませんが、日々の健康状態を知るためには非常に有効な機能です。
高精度な位置測定システム、そして長時間使用可能
出典:PIXTA
Mi Watch Liteの測位システムはアメリカのGPSとGLONASSでしたが、Mi Watchではそれに加えて欧州のGalileoと中国のBDSを利用することでさらに精度を高めています。
この4つの測位システムを処理するために使用しているハイエンドGPSチップは消費電力も抑えているので、GPSを利用したスポーツモードの稼働時間はなんと50時間となっています。
ランニング専用のGPSウォッチでもこれだけ長時間、GPSモードが使用できる製品はなかなか存在しません。
交通系ICは利用できない
出典:PIXTA
Mi Watchもそうですが、シャオミの数少ないマイナスポイントがSuicaやPASMOなどの交通系ICに対応していない点です。
アップルウォッチはSuicaとPASMOの両方に対応し、ガーミンもSuica対応モデルを拡充し、独自のガーミンPayからの移行を進めています。
筆者自身は普段アップルウォッチでSuicaを利用していますが、一度その便利さに慣れてしまうと、もう改札でスマホや、ましてや以前のICカードを使うのはありえないと思ってしまうほどなので、この点は非常に残念です。
▼アップルウォッチについてはこちらの記事も参考に!
シャオミはコストパフォーマンス最高のスマートウォッチ
さすがにスマホで圧倒的な存在感を見せつけるシャオミだけあってスマートウォッチも高性能でコストパフォーマンスに優れた製品をリリースしています。
現状、交通系ICに対応していないなどの残念な点はありますが、もともと高い技術を持っているだけに早い段階でアップデートされる可能性は高いでしょう。
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