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マラニックはゆっくり楽しく走るイベント
マラニックはランニングの大会とは違う、ゆっくり走って楽しむイベントです。
「マラソン」+「ピクニック」でマラニック
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マラニックは「マラソン」と「ピクニック」を組み合わせた造語で、その歴史は意外に古く、1970年代ごろから始まったといわれています。
通常のマラソン大会とは違い、タイムや順位を競うのではなく、時には歩きも交えてのんびりと名所旧跡などを観光しながら走るイベントです。
走力に関係なく老若男女が参加できて、ご当地のアピールもできるので新たな町おこしのイベントとしても盛んに行われています。
マラニックでラン仲間も増える
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マラニックはおしゃべりできる程度のスピードで走りますし、また観光スポットなどもまわるのでラン仲間を見つけるのにも最適です。ランニングを始めたけれど、いつもは一人で走っているので、なかなかランニングが趣味という人と知り合えない、という方は一度マラニックに参加してみてはいかがでしょうか。
一人では走れなかった距離に挑戦できる
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長い距離に挑戦するのは、一人だとどうしても勇気とやる気が必要です。マラニックなら歩きや休憩も挟むので、いままで走ったことがない距離でも意外に簡単に完走することができます。
長距離を走るのに抵抗がある方は、まずはマラニックで慣れておくのも良い方法です。
ウェアやギアはどんなものが必要?
実際にマラニックに参加する時のウェアやギアなどについて解説していきます。
ウェアはどうする?
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マラニックはガチな大会ではないので、ウェアについては基本的走りやすいものであれば大丈夫です。むしろ、レースに出るような本格的「すぎる」ウェアだと回りから浮いてしまう恐れがあります。
また、比較的長時間のイベントになるので、体温調節がしやすいものがおすすめです。
パッカブルのジャケットは何かと便利
ウェア関係でおすすめはパッカブルのジャケットです。夏場でも建物内に入る時などに取り出してちょっと羽織れば、汗をかいていても周囲の目が気になりません。
もちろん、少し肌寒くなった時期にも重宝しますし、折りたためばコンパクトになるので携帯しておくとなにかと便利です。
ITEM
ニューバランス Impact グラフィック パッカブルジャケット
●素材:ナイロン100%
ニューバランスのImpactグラフィックパッカブルジャケットは単にハンドポケットに畳んで小さくなるだけでなく、ウエストバッグとして携帯できるのがポイントです。リフレクターも装着されているので夜間・早朝のランニングにも便利です。
荷物はトレラン用のザックに
マラソン大会と違って、マラニックでは自分で荷物を持って走る大会も少なくありません。ゆれにくさやポケットの多さなど、トレラン用のザックがおすすめです。
荷物を預けて走る場合であれば携帯程度でウェストバッグ程度で大丈夫ですが、ボトルホルダーがついているものがおすすめです。
ITEM
サロモン トレイルブレイザー 10
●素材:ポリエチレン/ポリエステル/ナイロン/ポリウレタン
●サイズ(長さx幅x奥行cm):47 x 22 x 16
●容量:10L
●重量:334g
父の日にプレゼントしました。 小さくて軽め、更に身体にフィットするので、ちょっとしたランニングやウォーキングにも最適です。ポケットも充実してるので、使い方・持ち物の量に合わせてサイズを選ぶと良いと思います。
出典:
楽天みんなのレビュー
サロモンのトレイルブレイザー10はその名の通り容量10Lのトレイル用ザックです。シンプルな作りですが両サイドにドリンク用ポケットも装備する等使い勝手は抜群です。
ITEM
サロモン ランニング アクティブ ベルト
●素材:ナイロン100%
●容量(ボトル):0.6L
●重量:94g
サロモンのアクティブベルトは軽量でフィット感も抜群、大きなポケットもあるので見た目以上に入れられますよ。
その他に持っておくと便利なものは?
大判のバンダナはキャップ代わりにしたり、少し寒い時には首に巻いたり、あるいはマスク代わりに使ったりとさまざまな用途に使えるので便利です。
あまり考えたくはないですが、万が一怪我をした時にも包帯がわりにも使えます。
ITEM
ナイキ クーリング ランニング バンダナ
●素材:ポリエステル/ポリウレタン
※紫外線遮蔽加工済
ナイキのクーリングランニングバンダナはその名の通り、水に濡らすと冷たくなり、冷感効果を持続させる機能があるので夏場も活躍します。
また、お守り代わりに絆創膏を2、3枚持っておくと良いでしょう。
ゆっくりペースでも長時間身体を動かしていると、意外なところで転倒したりすることも多くなります。
マラニックを企画してみよう!
マラニックは参加するだけでも楽しいものですが、自分達で企画してみるのも面白いです。
コースは距離よりも時間を目安に
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マラニックの場合、途中で歩きや観光、場合によっては食事なども入るので単純に距離だけを先に決めてしまうと、思ったより時間がかかってしまい、予定していた打ち上げなどがばたばたになってしまった、ということにもなりかねません。
まずは何時間ぐらいのイベントにしたいのかを決めて、そこからかなり余裕をもってコースや距離を決めていくと良いでしょう。距離を設定する場合、ランニングのスピードよりも歩くスピード(1時間で4km)を目安にすると程よい感じになります。
たとえば15kmのコースであれば、おおむね3時間半〜4時間程度で設定すれば走るだけでなく、休憩やちょっとした観光、撮影の時間も設定できます。
休憩、お手洗いスポットも大事
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特に夏場に行う場合には休憩スポットを多く設定する必要があります。休憩スポットに飲み物などを購入できるコンビニを設定することが多いのですが、お手洗いがあまり大きくないので、トイレ待ちで想定よりも時間がかかってしまうことも多々あります。
特に人数の多いイベントになると回りのお客さまにも迷惑がかかってしまうので、公衆トイレなどでお手洗い休憩の時間を設定して分散するようにしましょう。
スタートとゴールが別のワンウェイか、それとも同地点か
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コースを設定する際に悩ましいのが、スタートとゴールが別のワンウェイのコースにするのか、それともゴールをスタートと同じ地点にするのか、という点です。
ワンウェイはコース設定の自由度が高くなりますが、荷物を各自で持って走る必要があります。スタートとゴールを同じにした場合、ほぼ手ぶらで走ることができるので楽ですが、荷物をどこに預けるかを考えなければなりません。
ポピュラーなのは駅のコインロッカーですが、小さな駅だとコインロッカーがなかったり、あるいは観光地などではコインロッカーが埋まっている場合もあります。
それぞれ一長一短があるので、一緒に参加するメンバーに相談してみても良いでしょう。
コースづくりのポイントは?
マラニックのコースを考える場合、いろいろなポイントがあります。ここからは、マラニックをより楽しむためのコース作りのコツを紹介します。
テーマを決めてみる
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漫然とコースを組むよりも、テーマを決めて組んでみると楽しいコースになります。
たとえば、山手線の全駅一周や箱根駅伝の◯区を走るコースなどは、比較的ポピュラーで多くの方がチャレンジしています。
以前、「忠臣蔵」をテーマにして、吉良邸跡をスタート、関連の史跡をめぐりながら泉岳寺をゴールにするという、赤穂浪士のたどった道のりを再現したイベントを行ったことがありますが、参加者の方からはかなり好評でした。
その他に、都内のパワースポットといわれている場所を回るコースなど、アイデア次第でさまざまなコースが考えられるので、ぜひ自分の企画力を鍛える意味でもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
「映える」スポットはマストで!
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コース上に、景色の良いところなど、いわゆる「映える」スポットを用意するのも忘れないようにしましょう。参加者の方のテンションも上がりますし、休憩ポイントとしても有効です。
都内でいえば、東京タワーのある芝公園やガンダムの立像があるお台場のダイバーシティなどがおすすめです。
お楽しみは給食ポイント
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長時間のイベントになるので、途中で栄養補給が必要になります。もちろんコンビニでも良いのですが、その土地ならではの名物や美味しいものを食べられるならもっと楽しいと思いませんか?
私はランニングイベントで湘南を走る時には必ず地元で有名なお肉屋さんでコロッケを食べるポイントを入れたりしていました。
また、給食ポイントをメインにして有名なスイーツの店を走ってまわるマラニックイベントを企画したことがありますが、かなり盛り上がりましたよ。
なお、食事は店内だと時間がかかってしまうので、テイクアウトで軽く食べられるものがおすすめです。
誰でも楽しめるランニングイベント、それがマラニック
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マラニックは走力に関係なく、誰もが楽しめるイベントです。
自分の限界にチャレンジするマラソン大会も良いですが、たまにはリラックスして走ることを楽しむマラニックに参加してみても良いのではないでしょうか。
また、参加するだけでなく、自分自身で企画して仲間を募ってみるとまたランニングの楽しみも広がるでしょう。
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