普通のサングラスとはどう違うの?偏光サングラスの特徴とは
スポーツやアウトドアシーンで活躍する偏光サングラス。しかし、一般的なサングラスとの違いをちゃんと知っていますか?知らない方にこの2つのサングラスはどう違うのか紹介していきましょう。
まずは偏光サングラスの仕組みから紹介
偏光サングラスは、偏光膜という特殊なフィルターを2枚のレンズで挟んでいます。この偏光膜は、乱反射している光はブロックし、自分が見たい方向のみの光を透過させる特性があります。
一般的なサングラスは乱反射している光も通すので、ぎらついた路面や水面を見たときに眩しいと感じてしまいます。
偏光サングラスを使うとどんなメリットがあるの?
偏光サングラスは乱反射した光を通さないといった特徴があります。路面や水面、雪などからの照り返しをカットしてくれるため、視界がクリアになります。そのため、陸上や野球、スキーなどのスポーツシーンや釣りや登山などのアウトドアシーン、ドライブなどでよく使われています。
乱反射を見続けることによる眼精疲労を防ぐ効果もありますよ。
ただし取り扱いには注意が必要な部分も
偏光サングラスには、弱点があります。それは熱と水。2枚のレンズの間にフィルターが入った多層構造のため、高温の状態にあると構造にズレが生じる恐れがあります。
また、水の中に長く放置していると偏光膜に水が浸透し、変形する恐れがあります。釣りやマリンスポーツ時には、特に注意しましょう
偏光サングラスの選び方
偏光サングラスには、いくつか種類があります。それぞれの特性を知った上で購入しましょう。
可視光線透過率で光を通す量を調整
可視光線透過率とは、光を通す量を数値で表したもの。0〜100%まで設定されており、数値が低いほどレンズが光をカットし、高くなるほど光が通ります。
目安としては、晴れた日の日中は可視光線透過率を下げたもの(10〜30%程度)、日差しがやわらぐ朝や夕方は40%程度がいいとされています。
偏光度は90%以上のものにしよう
一般的に偏光度が90%以上のものを偏光サングラスと呼びます。偏光度が高いと乱反射した光をカットしてくれるのですが、この偏光度が高くなればなるほど可視光線透過率が低くなります。強い日差しや照り返しを遮るには偏光度の高いものがいいのですが、その分視界が暗くなるといったデメリットも出てきます。使用シーンや時間帯など自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
偏光サングラスの色で使用シーンが分かれる
偏光サングラスのレンズの色は、それぞれ使用シーンによって適したものがあります。カラーごとにおすすめのシーンを紹介しましょう。
グレー系グラス:最も裸眼に近いと言われているのがグレー系です。最も万能なタイプで多様なシーンで使えます。主には外での運動やドライブシーンが最適です。特徴としては、まぶしさを抑えながらも自然な視界を保ってくれるところ。光をバランスよくカットしてくれるので、ストレスを感じにくくなりますよ。
ブルー系グラス:昼間など一番日差しが強い時間帯はブルー系のサングラスがおすすめ。ブルー系のレンズには暖色系の光を吸収する特徴があります。コントラストを下げるため、日差しが強い夏にピッタリです。
イエロー・グリーン系グラス:自然な見え方が特徴のグリーン系レンズ。登山やキャンプなどのアウトドアで使う場合におすすめです。地面から反射した強い光を優しい光に変えてくれます。日中には不向きですが、朝夕のまだ薄暗い時間帯にピッタリです。
レッド・ブラウン系グラス:ブルー系の光を抑えて視界のコントラストを高めてくれるのがレッド・ブラウン系です。おすすめのシーンは釣りやゴルフ。ブルー系の色調を抑えることで水面のギラギラした乱反射を抑えて、水面や水中の状況を見やすくしたり、緑が多いゴルフ場での視界をクッキリと見えやすくする効果があります。釣果やゴルフではスコアUPの効果が期待できます。
外でのスポーツにピッタリなグレー系のおすすめ偏光サングラス
さまざまなスポーツシーンで活躍する万能なグレー系偏光サングラス。その中でおすすめのモデルを3つ紹介します。
OAKLEY(オークリー)|Radar EV Path
世界のトップアスリートの協力を受け、10年間の研究成果を結晶させたオークリーのモデル。ランニングやサイクリング、ドライブなどで活躍します。トライアスロンのような過酷なスポーツでも耐えうる耐久性と軽量レンズが特徴。使い勝手とかけ心地が良いです。日本人の特有の低い鼻に適した形状をしており、フィット感も抜群です。
ITEM
Radar EV Path
【サイズ】高さ5cm、長さ20cm
【可視光線透過率】15%
Ray−Ban(レイバン)|AVIATOR(アビエイター)
象徴的なシルエットが特徴のレイバンの人気定番商品。映画トップガンでも使われた空軍のパイロットのために作られたティアドロップ型の大きなレンズが視野を広く確保しています。おしゃれな見た目から普段使いから釣りやドライブなどにおすすめです。
ITEM
アビエイター
【サイズ】
【A】レンズのよこ幅:55mm/58mm 【B】レンズのたて幅:45mm/49mm 【C】ブリッジ幅:14mm/14mm 【D】全体のよこ幅:131mm/138mm 【E】全体のたて幅:48mm/50mm 【F】テンプルの長さ:135mm/135mm
【可視光線透過率】15%
ellesse(エレッセ)|スポーツサングラス
紫外線の強さによってレンズ濃度が変化する調光機能と乱反射をカットする偏光機能を搭載したモデル。夏のようなギラギラした日差しの時はレンズが濃くなり、まぶしさを抑えます。曇天や朝夕の日差しが弱い時はレンズを薄くし、明るさをキープします。日本人の顔の形に合わせて設計されているので動いていてもズレにくいです。ランニングやサイクリング、ドライブなど様々なシーンで活躍するモデルです。
ITEM
スポーツサングラス
【サングラス外寸サイズ】 ・フロント高さ×横幅×奥行 約45×143×165(mm)
【インナーフレームサイズ】 高さ:31mm 横幅:114mm
【可視光線透過率】18%
夏の日中や日差しが強い時期にぴったりなブルー系おすすめ偏光サングラス
真夏のカンカン照りの日や日差しが強い時にはブルー系のグラスがおすすめです。人気モデルを3つ紹介しましょう。
Ray−Ban(レイバン)|ハイストリート
イレギュラーこそ新たなスタンダードと提唱するレイバンのサングラス。軽量で弾力のあるフレームはつけ心地が良く、長時間の着用でもストレスを感じにくいです。シンプルなデザインでメンズレディースともに使いやすいモデルです。
ITEM
ハイストリート
【サイズ】【A】レンズのよこ幅:53mm 【B】レンズのたて幅:45mm 【C】ブリッジ幅:20mm 【D】全体のよこ幅:149mm 【E】全体のたて幅:50mm 【F】テンプルの長さ:150mm
【可視光線透過率】36.9%
POLICE(ポリス)|ウェリントン
若者から人気のポリスのモデル。ブルーミラーレンズがコントラストの効いたクッキリとした視界を確保してくれます。紫外線カットも十分で日中のギラギラした日光から目を保護してくれます。
ITEM
ウェリントン
【サイズ】[A]レンズ幅:54mm[B]レンズ縦:44mm[C]ブリッジ幅:19mm[D]フレーム幅:143mm[E]テンプル長:145mm
【可視光線透過率】10%
Coleman(コールマン)|偏光サングラス
人気アウトドアブランドのコールマンから登場した偏光サングラス。メガネの上からも着用できるオーバーグラス仕様となっています。サングラスと顔の間がないようフィットする構造のため、花粉やホコリが目に入りにくいです。春の花粉が気になる時期でも安心して外出することができます。
ITEM
偏光サングラス
【サイズ】横幅 61mm×縦幅42mm テンプルの長さ:135mm 顔幅:146mm
【可視光線透過率】15%
キャンプや登山などのアウトドアシーンにぴったりなイエロー/グリーン系おすすめ偏光サングラス
自然の中で遊ぶ際には、目にうつる美しい景色を邪魔されたくありませんよね。そんな時にはイエロー/グリーン系の偏光サングラスがおすすめです。人気モデルを3つ紹介します。
Zeque(ゼクー)|Fifty F-1747
偏光グラスを専門に扱うTALEX(タレックス)のレンズを使ったモデル。高性能な偏光フィルターを使っており、透明感の高いクリアな視界を確保しています。歪みも少なく長時間の使用でも疲れにくく仕上げられています。折りたたみ式でケースも通常の半分サイズと持ち運びも快適です。
ITEM
Fifty F-1747
【サイズ】57□19-150(60×40)
【可視光線透過率】40%
SMITH(スミス)|Contour Matte Black
スノーボードや釣り、マウンテンバイクなどアウトドアスポーツ用品を販売するスミスから登場した偏光サングラス。ワイルドさと柔らかさをバランスよくデザインしており、さまざまなシーンで使える万能モデルですノンスリップメガルノーズパッドで心地よいかけ心地です。
ITEM
Contour Matte Black
【サイズ】レンズ幅/56mm、レンズ縦/45mm、ブリッジ幅/18mm、テンプル幅/140mm
【可視光線透過率】37%
AXE(アックス)|POLARIZED STYLE
軽量ながらワイドな視野を確保できるアックスの偏光サングラス。低温から高温まで、あらゆる環境下で抜群の耐衝撃性を誇るポリカーボネイトレンズを採用しており、アウトドアスポーツにピッタリです。高機能ながらリーズナブルな価格のため、1本持っていて損のないモデルです。
ITEM
POLARIZED
【サイズ】幅138×高さ38mm
【可視光線透過率】38%
釣りやゴルフにぴったりな赤/ブラウン系おすすめ偏光サングラス
釣果やスコアを上げたい方には赤/ブラウン系の偏光グラスがおすすめです。人気モデルを3つ紹介します。
OAKLEY(オークリー)|フロッグスキン
大人ストリートの定番として人気のオークリーのフロッグスキン。軽量で耐久性のあるフレーム素材はスポーツに最適です。アジアンフィットと呼ばれる日本人の骨格に合わせた形状が快適なかけ心地を提供しています。ベーシックな形なので、どんな方にもおすすめのモデルです。
ITEM
フロッグスキン
【サイズ】【A】レンズ横幅:54 mm
【B】レンズ縦幅:43 mm
【C】鼻幅:17 mm
【D】テンプル長:138 mm
【E】フレーム内側:130 mm
【F】フレーム外側:140 mm
【可視光線透過率】17%
SMITH(スミス)|Swing Style Impossibly Black
釣りに特化した偏光レンズ“POLARX”を搭載したサングラス。99%以上の偏光度でギラギラした水面でも反射光をバッチリとカット。紫外線も99%カットするので目の疲労やダメージを軽減してくれます。偏光フィルムとレンズを一体化することで強度を上げています。
ITEM
Swing Style Impossibly Black
【サイズ】レンズ横幅 / 約70mm<br>レンズ縦幅 / 約42mm<br>正面横幅(直線距離) / 約145mm
【可視光線透過率】29%
AXE(アックス)|偏光サングラス SG−605P
大型のメガネの上からでも着用できるオーバーグラス。高温でも耐えうる耐久性と耐衝撃性を兼ねそろえたポリカーボネイトレンズを装備しています。水面が乱反射することでギラギラとなった表面が見やすくなるので魚の動きなどが見やすくなります。
ITEM
偏光サングラス SG605P−OR
【サイズ】W163×H50mm
【可視光線透過率】50%
うまく偏光サングラスを使い分けてスポーツを楽しもう
偏光サングラスを装着することで、よりスポーツを快適に楽しめるようになります。おしゃれなデザイン性からファッションとしても楽しめます。まだつけたことがない方はぜひ好みのものを見つけて試してみてくださいね。
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