走るのに時計は必要?高性能なランニングウォッチを最大活用して、走りの幅を広げよう

走るときの必需品である「ランニングウォッチ」。ガチランナーのためのものと思われがちですが、初心者から上級者まで、機能を知って使いこなせばランニングが何倍も楽しくなる道具です。ランナーに特化したウォッチは、走るのに必要で便利な機能が詰まっていて、走りの質が高まります。今回はランナー向けの時計や、ランニング中に便利な機能のついたスマートウォッチについて紹介します。リーズナブルで人気なものから、ガーミンやスントなど本格嗜好のモデル、私服でも違和感のないスマートウォッチまで、おすすめの商品も紹介していきます。

記事の目次

  • ランニングの必需品!ウォッチをつけて走ろう!
  • 【基本編】これだけは必須!ランニング中に使いたいなら必ずチェックしておきたい機能
  • 【応用編】あると便利!走りを何倍も楽しくする機能
  • ランニング初心者にもおすすめ!高機能なウォッチを使った方が良い理由
  • どれを選べば良い?おすすめのランニングウォッチ!
  • 自分にピッタリなウォッチをつけてランニングのクオリティを上げよう!

アイキャッチ画像出典:PIXTA

ランニングの必需品!ウォッチをつけて走ろう!

時計をして走る

出典:PIXTA

ランニングするときはどれくらい走るか時間を基準にする人は多いのでランニングウォッチをつけている人は多いでしょう。ランに特化した時計であれば、時間の確認だけでなくラップタイムの測定やタイマー機能があるなど便利です。

 

近年では、スマートフォンなどと連携するスマートウォッチが増えていて、その中でもランニングなどのスポーツ用のウォッチも増えています。今までのランニングウォッチよりも、心拍数や距離の測定ができるなど高性能です。

【基本編】これだけは必須!ランニング中に使いたいなら必ずチェックしておきたい機能

ランニングウォッチにはさまざまな機能があるので、正直どの機能があれば良いのか分からなくなってしまいますよね。ここからはランニング用としてウォッチを買うときに、必ずチェックしておきたい機能を紹介します。

ラップタイムはどれくらい測れる?『測定機能』

ランニングウォッチ

基本的なランニングウォッチにはストップウォッチの機能が付いているので、ラップタイムの測定ができます。ただし、時計によって測定できるラップの上限があるので注意しましょう。

 

例えば、マラソンで1㎞ごとにラップを取る場合、合計で43回ラップを取ることになります。極端な話ですが50回までしかラップを取れないウォッチの場合だと、データを消してからスタートしないとデータいっぱいでちゃんとラップを取れないのです。

 

ラップを取る頻度が多い人は100ラップ~200ラップなど、たくさんデータが取れるものを選ぶのがおすすめです。

雨の日でも走れる?『防水性能』

雨の日 ランニング

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ランニングウォッチは防水のものが多いですが、念のため確認しておきましょう。雨の日に走ることはなくても、走っているときに天候が崩れることはあります。

 

もし防水性能がなければ故障してしまう可能性があるので注意が必要です。

暗い時間帯でも確認しやすい『バックライト機能』

時計のバックライト

出典:Amazon

夕方以降に走るときは画面が光るバックライト機能があると便利です。このバックライト機能も標準搭載されていることが多いですが、この機能がないと日が出ていないときのランニングでは文字盤が見えないことがほとんどです。

充電のサイクルはどれくらい?『連続稼働時間』

時計 充電のイメージ画像

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ウォッチのタイプによって連続稼働時間変わりますが、電池式の場合は気にしなくて大丈夫です。スマートウォッチの場合は、充電式がほとんどなのでどれくらい電池が持つのか確認しましょう。

 

連続稼働時間が短いと、朝家を出てから夜帰宅するまで電池が持たないこともあるので、普段使いする場合は特に重要です。中にはソーラー電池で充電が不要のモデルもあります。

着け心地と見た目の『フィット感』

時計のサイズ

フィット感は着け心地の良さだけでなく、文字盤の大きさも確認するのがおすすめです。ランニングウォッチは軽量でコンパクトなものが多いですが、文字盤が大きいモデルがあります。

 

女性など手が小さく腕が細い人が大きなウォッチをつけるとゴツく感じることもあるので、着けたときの見た目も重要です。また、着け心地に関してはバンドだけ交換できるものなど調整しやすいものもあるので、調べてみるのがおすすめです。

【応用編】あると便利!走りを何倍も楽しくする機能

最近のランニングウォッチは高性能で快適に走れるようになっています。では、どのような機能があるのか見ていきましょう。

ペース測定やマップの精度が上がる『GPS機能』

ランニング 練習

出典:PIXTA

高性能なスマートウォッチにはGPSが内蔵されています。このGPS機能を使うことで、走っている位置を記憶することで正確な距離を測定したり、走ったコースを記録したりできます。

 

さらに、加速度センサーと連動して走っている速度を表示・記録できるものまであります。自分が何キロ走ったのか分かりやすくなるので、目標管理なども捗るでしょう。

トレーニングの強度を記録できる『心拍数測定機能』

心拍数計

出典:PIXTA

最近のウォッチには心拍数測定機能を搭載したものが多く、ランニングの強度を客観的に測定できます。この心拍数計には光学式心拍計とセンサー分離型心拍計があります。

 

光学式はスマートウォッチに心拍計が内蔵されているので、手軽に心拍数を測れます。センサー分離型の場合は、心拍ベルトを時計とは別に装着することで、より正確な心拍数を測定できるのです。

普段の生活で役立つ『フィットネス機能』

フィットネスのイメージ画像

ランニングウォッチにはランニング以外のフィットネスのデータを記録できるものがあります。心拍数と各スポーツのデータから、消費カロリーを計算してデータを残せるのでダイエットに役立つでしょう。

 

他にも睡眠時間や歩数など1日の活動を記録できるモデルもあり、健康管理もできるのです。

ランニングデータを便利に管理できる『スマホ連動機能』

スマートウォッチ

スマートウォッチはスマホと連動しており、ウォッチで取ったデータの詳細をスマホで確認できます。目標の達成度合いなどを残しておけばダイエットやトレーニングのモチベーションを維持しやすく、練習方法の改善にも役立ちます。

楽しくランニングしよう!『音楽再生機能』

ランニング 音楽

出典:PIXTA

ランニング中に音楽を聞く人は多いですよね。ウォッチの中に音楽データを保存し、ワイヤレスイヤホンで接続するとランニング中に聞くことができるモデルもあります。

ランニング初心者にもおすすめ!高機能なウォッチを使った方が良い理由

初心者 ランニングウォッチ

出典:PIXTA

ランニングウォッチは2万円ほどから高価なものだと10万円前後するものもあります。そのため、初心者ランナーには少し敷居が高いかもしれません。

 

しかし、ランニングウォッチは自己ベスト更新を狙っているシリアスランナーだけでなく、ダイエットや健康のためにランニングする人にこそおすすめなのです。

 

特に心拍数計を搭載したウォッチはダイエットしたい人にピッタリです。例えば、体脂肪が燃えやすい運動強度(心拍数)はだいたい決まっていて、最大心拍数の40%~60%ほどです。

※最大心拍数:(220ー年齢)が目安

 

高性能なランニングウォッチをつけていれば、脂肪を燃やすのに最適なペースを維持できるので効率良くダイエットできるでしょう。体力向上が目的であれば、最大心拍数の60%~70%が目安です。

 

さらに、走っているときの心拍数やペース、走った時間・距離なども全部データを残すことができ、スマホで管理できれば結果を追えるのでモチベーションを維持し、運動を継続しやすいです。

どれを選べば良い?おすすめのランニングウォッチ!

では、おすすめのランニングウォッチにはどのようなものがあるのか見ていきましょう。

初心者にも使いやすいエントリーモデル『ガーミン ForeAthlete 230J』

「ガーミン ForeAthlete 230J」は、初心者でも選びやすいガーミンのモデルです。距離やペース、心拍数以外にも消費カロリーや睡眠などのデータの計測など、機能が充実しています。コスパが優れているので、多くのランナーにおすすめです。

「見やすい」「操作しやすい」「安い」の三拍子揃っているので、初めてガーミンを選ぶ人に最適です。

ITEM
ガーミン ForeAthlete 230J
●重量:41g
●サイズ:45 x 45 x 11.7 mm
●測定機能:距離、ペース、タイム、心拍数、VO2 Maxなど
基本機能 ラップタイム計測 〇(200時間分)
防水
バックライト機能
連続稼働時間 トレーニング16時間
応用機能 GPS
心拍数測定機能 光学式
フィットネス機能 ライフログ機能+消費カロリー計算
スマホ連動機能
音楽再生機能 スマホの音楽操作のみ

ランニングに「楽しさ」を求めるなら『ガーミン ForeAthlete 245Music』

音楽を聴きながら楽しく走りたいなら「ガーミン ForeAthlete 245Music」がおすすめ。音楽配信サービスと同期しているので、ウォッチに保存して簡単に再生できます。対応している音楽配信サービスは「Spotify」「Amazon Music」「LINE MUSIC」「AWA」などです。

 

 

音楽機能だけでなく、ランニングの役に立つ機能も充実しています。特に接地した時間やストライド、フォームのバランスを解析する機能もあり、フォームを改善できます。

ITEM
ガーミン ForeAthlete 245Music
●重量:38.5g
●サイズ:42.3 x 42.3 x 12.2mm
●測定機能:距離、ペース、タイム、心拍数、VO2 Maxなど
基本機能 ラップタイム計測 〇(200時間分)
防水
バックライト機能
連続稼働時間 スマートウォッチモード:最大7日間
GPS+音楽モード:最大6時間
GPS+音楽なし:最大22時間
応用機能 GPS
心拍数測定機能 光学式
フィットネス機能 筋トレ、カーディオ、Xトレーナー、ステッパー、室内ローイング、ヨガ、サイクリング、スイム
スマホ連動機能
音楽再生機能 最大500曲保存可能

Appleユーザーなら使いやすい『Apple Watch シリーズ5』

ランニング以外でもスマートウォッチを有効活用したいなら、Apple Watchがおすすめです。ランニングに使える機能は充実していて、ペースや距離をしっかり測ることができます。それ以外にもさまざまなアプリと連携するので、普段の生活でも便利に使えます。

 

また、アプリを起動しなくても心拍数や運動量、消費カロリーなどを

 

「iOSユーザー」×「スマートウォッチが欲しい人」×「ランニングなど運動をする人」、という条件が揃った人に適しているでしょう。

ITEM
Apple Watch シリーズ5
●重量:36.5g
●サイズ:44 x 38 x 10.74mm
●測定機能:距離、ペース、タイム、心拍数など
基本機能 ラップタイム計測 〇(最長で11時間55分)
防水
バックライト機能
連続稼働時間 最大18時間(GPSを使用した屋外ワークアウトで最大6時間)
応用機能 GPS
心拍数測定機能 光学式
フィットネス機能 ランニング、ウォーキング、サイクリング、ローイング、エリプティカル、ステアステッパー、HIIT、ハイキング、ヨガ、スイミング
スマホ連動機能
音楽再生機能 あり(Apple Musicのみ)

GPSによる正確なデータを取れる『ラドウェザー GPS MASTER Ⅱ』

「ラドウェザー GPS MASTER Ⅱ」はGPSを搭載し、シンプルなウォッチでありながら速度やペース、距離、ラップタイムを測れる優れモノです。スマホ・パソコンに接続することで便利にデータを管理すこともできます。手頃な価格で購入できるので、エントリーモデルとしてもおすすめです。

ITEM
ラドウェザー GPS MASTER Ⅱ
●重量:54g
●サイズ:文字盤直径 43mm、厚さ15.5mm
●測定機能:距離、ペース、タイム、心拍数、消費カロリーなど
基本機能 ラップタイム計測 〇(100ラップ)
防水
バックライト機能
連続稼働時間 GPS ON時 約8時間
応用機能 GPS
心拍数測定機能 光学式
フィットネス機能
スマホ連動機能
音楽再生機能

無駄がないフォルムの『ポラール M430』

「ポラール M430」はランニング用のスマートウォッチの中ではコンパクトなモデルであり、軽量かつ走りの邪魔をしません。心拍数測定、屋内ランニング対応などさまざまなランニングシーンに対応しています。また、独自のランニングプログラムも搭載しているので、初心者でも効果的なトレーニングを行えます。

ITEM
ポラール M430
●重量:‎51g
●サイズ:ディスプレイ128 x 128ピクセル、厚さ12mm
●測定機能:距離、ペース、タイム、心拍数、VO2max、カロリーなど
基本機能 ラップタイム計測 〇(最大60時間分)
防水
バックライト機能
連続稼働時間 GPSと光学式心拍計を使用したトレーニングで最大8時間
応用機能 GPS
心拍数測定機能 光学式
フィットネス機能 運動中の消費カロリーの計測が可能
スマホ連動機能
音楽再生機能

トレーニングを計画しやすい『スント アンビット3RUN』

「スント アンビット3RUN」はランニングの計画を立ててくれる便利なランニングウォッチです。フルマラソンの完走が目標で、ランニングの知識がない人に最適でしょう。

ITEM
スント アンビット3RUN
●重量:72g
●サイズ:50 x 50 x 15.5 mm
●測定機能:距離、ペース、タイム、心拍数など
基本機能 ラップタイム計測 〇(最大100時間)
防水
バックライト機能
連続稼働時間 エクササイズモード:最大100時間
応用機能 GPS
心拍数測定機能 光学式
フィットネス機能
スマホ連動機能
音楽再生機能

バッテリー切れの心配がない『スント 5』

充電式のスマートウォッチの中でも、特に連続稼働時間を気にする人であれば「スント5」がおすすめです。通常のタイムモードであれば2週間も持ち、練習中で使うGPSモードは20時間~40時間も持ちます。

ITEM
スント 5
●重量:66 g
●サイズ:46 x 46 x 14.6mm
●測定機能:距離、ペース、タイム、心拍数など
基本機能 ラップタイム計測
防水
バックライト機能
連続稼働時間 GPSを使用するトレーニングモード:最大40時間
応用機能 GPS
心拍数測定機能 光学式
フィットネス機能 水泳、サイクリング、その他スポーツ

(80種類以上のスポーツに対応)

スマホ連動機能
音楽再生機能

ワイヤレスの心拍数を使う本格派『ラドウェザー HEART RATE MASTERⅡ』

手頃な価格で本格的に心拍数を測りたい人は「ラドウェザー HEART RATE MASTERⅡ」がおすすめ。心拍センサーがセットでついており、脇の下に装着することでより正確なデータを取れます。

ITEM
ラドウェザー HEART RATE MASTER
●重量:48g
●サイズ:文字盤直径 40mm、厚さ12mm
●測定機能:タイム、心拍数、消費カロリーなど
基本機能 ラップタイム計測 〇(最大100時間)
防水
バックライト機能
連続稼働時間 電池式
応用機能 GPS
心拍数測定機能 心拍センサー
フィットネス機能 消費カロリー表示
スマホ連動機能
音楽再生機能

普段からアクティブに過ごしている人なら『スント スパルタン トレーナー リスト HR』

普段からランニング以外のスポーツを楽しんでいる人は「スント スパルタン トレーナー リスト HR」がおすすめです。80種類のスポーツモードから、その場で選ぶことができデータを残せます。ランニング向けの機能も充実しているので走るときにも便利ですよ。

ITEM
スント スパルタン トレーナー リスト HR
●重量:66g
●サイズ:46 x 46 x 15.7mm
●測定機能:距離、ペース、タイム、心拍数、カロリーなど
基本機能 ラップタイム計測
防水
バックライト機能
連続稼働時間 GPSを使用するトレーニングモード:最大30時間
応用機能 GPS
心拍数測定機能 光学式(センサー式にも対応)
フィットネス機能 水泳、サイクリング、その他スポーツ

(80種類以上のスポーツに対応)

スマホ連動機能
音楽再生機能

電池を気にせずに走れる『セイコー スーパーランナーズ ソーラー』

スマートウォッチではなく電池式のウォッチであれば、セイコーのスーパーランナーズがおすすめ。41gと軽量なだけでなく、ラップタイムは最大で300まで取ることができます。ソーラー式のモデルであれば、電池切れの心配もないので長い間、使いやすい相棒として活躍してくれます。シンプルで使いやすいウォッチが欲しい人にもおすすめですよ。

ITEM
セイコー スーパーランナーズ ソーラー
●重量:41g
●サイズ:43.7 x 45 x 8.5mm
●機能:ストップウオッチ、ラップメモリー、アラームなど
基本機能 ラップタイム計測 〇(最大300ラップ)
防水
バックライト機能
連続稼働時間 電池式(ソーラー充電)
応用機能 GPS
心拍数測定機能
フィットネス機能
スマホ連動機能
音楽再生機能

自分にピッタリなウォッチをつけてランニングのクオリティを上げよう!

ランニングウォッチ ランナー

ランニングウォッチはランニングの必須アイテムではありません。実際にスマホを時計代わりに使っている人は多いでしょう。でも、ランニングウォッチはコンパクトでスマホではできない心拍数の測定や、ランニングのペースを測定する機能もあるので、間違いなくランニングの質は上がります。もっと自分のランニングを追求したい人は、是非ランニングウォッチを使ってみてください。

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記助
記助

元800mランナー。100mからマラソンまで、観戦するのも走るのも好きです。楽しく走る方法や速く走るためのトレーニングを主に公開するので、お役に立てたら幸いです。