アイキャッチ画像撮影:RUN HACK編集部
「コロンビアモントレイル F.K.T. アテンプト」のTRY ONイベントに参加してきました
提供:Sho Fujimaki
2021年2月に登場したトレランシューズ「COLUMBIA MONTRAIL F.K.T. ATTEMPT(コロンビア モントレイル F.K.T. アテンプト)」。これまで数多くのトレイルランナーに愛用されてきた名作シューズ「BAJADA(バハダ)」を継承した新作として注目を集めています。
今回編集部では、メディア向けに開催された試し履きイベントに参加し、実際にその性能を確かめてきました!
どんな特徴があるの?まずは基本性能からチェック!
「コロンビアモントレイル F.K.T. アテンプト」は、バハダの良さを継承しつつも、最新技術を搭載して登場したニューモデル。試走の前にどんな特徴があるのか見ていきましょう。
抜群のフィット感を生み出す「アッパー」
撮影:RUN HACK編集部
アッパーは従来のバハダとは異なり、最新の「コロンビア モントレイル F.K.T.」に近い構造になっています。
撮影:RUN HACK編集部
やや目の荒いエンジニアードメッシュは通気性に優れるだけでなく、履き心地の良さにも貢献しています。サイドには溶着加工の補強パーツが施され、走行中のブレを軽減。木の枝や岩などによる擦れからもシューズを守ってくれます。
また、シューレースが平紐タイプになったことで、緩まずにしっかりと結べるようになりました。
撮影:RUN HACK編集部
シュータンは伸縮性の高いメッシュ素材で、アッパーに接続されたソックライナー形状になっています。実際に足を入れる際にはこの部分がやや引っかかる感覚もあるのですが、一度履いてしまえば足にぴたりと密着し、包まれるようなフィット感を実現しています。
また、シューホールもアッパーと一体化していることで、ホールド感の向上と軽量化につながっています。
ソールユニットは「バハダ」を継承
撮影:RUN HACK編集部
ミッドソールには、衝撃吸収、柔軟性、クッション性に優れる「フリューイッドフォーム」が採用されています。耐久性も高く、長く使用しても劣化しにくいのが嬉しいポイント。
撮影:RUN HACK編集部
アウトソールには、グリップ力の高い「グリプトナイトアウトソール」がフルレングスで使用されています。ソール中央部に刻まれている溝(赤いラインの部分)が屈曲性を高め、変化する路面状況に合わせて柔軟に対応することができます。
また、モントレイル独自のプロテクションシステムである「トレイルシールド」も内蔵され、足裏を路面の突き上げから保護してくれます。
撮影:RUN HACK編集部
アウトソールのラグ(凸凹)は、5mmの厚さでキューブ状に配置され、しっかりと地面を捉えることができます。
撮影:RUN HACK編集部
削れやすいヒール部分は、ラグの形状を六角形に変更して狭い間隔で配置することで、耐久性を高めています。
300gを切る軽量性を実現
撮影:RUN HACK編集部
重量は26.0cmの実測で281g。不要なパーツを省きシンプルな構造になったことで、300gを下回る軽量性を実現しています。「バハダ」や「コロンビア モントレイル F.K.T.」と比較しても大幅に軽量化していますね。
クッション性と軽量性を兼ね備えたことで、幅広いランナーにとって使い勝手の良いシューズに仕上がっています。
実際に履いて走ってみました!
提供:Sho Fujimaki
試し履きイベントが行われたのは、京王高尾線高尾山口駅から歩いてすぐの場所にあるカフェ&バー「Mt.TAKAO BASE CAMP(高尾ベース)」。高尾山の自然を楽しむ際の拠点として、多くのハイカーやトレイルランナーに親しまれています。
Mt.TAKAO BASE CAMP 公式サイト
提供:Sho Fujimaki
今回はこちらをスタートし、上田瑠偉選手にアテンドしてもらいながら、権現平方面に向かう10kmほどのトレイルを走ります。走りやすいフラットな道や、木の根や岩が点在するややテクニカルな路面、細かいアップダウンの繰り返し等、シューズの性能を試すにはうってつけのコースでした。
高尾は観光名所としても人気が高く、山頂に向かうトレイルは多くのハイカーや観光客で賑わっています。人とすれ違う時は「走らない」のが山でのマナー。誰もが気持ちよく山を楽しめるよう、ハイカーや観光客の少ないトレイルを選んで走ることも大切な考え方ですね。高尾の山々でのマナー向上を提唱している「高尾マナーズ」のサイトでは、高尾周辺のトレイル情報が掲載されているのでぜひチェックしてみてください。
高尾マナーズ 公式サイト
それでは早速、実際に試してみたレビューを紹介します。
抜群のフィット感と安定性
提供:Sho Fujimaki
足入れをしてまず感じるのがフィット感の良さ。ソックライナーが足をしっかりとホールドしてくれますが、優しく包まれている感覚で圧迫感はありません。
軽量性も相まって、思わずスピードを出したくなるような、走る楽しさを感じられます。アッパーは全体的に柔らかく作られていますが、かかと部分は少し固めにホールドされるのでスピードを出してもブレにくい印象です。
クッションはしっかりとした厚みがあるにもかかわらず、これだけ軽快に走れると使用シーンの幅が広がりますね。ショートレースでスピードを出して走りたいときはもちろん、足に優しいクッションによりミドルからロングのレースでも対応できそうです。
細かいステップにも対応する足捌きの良さ
提供:Sho Fujimaki
高いフィット感と軽量性は、木の根が点在するようなややテクニカルな場面でも活躍。細かなステップの繰り返しも容易にこなすことができました。アウトソールのラグの端が斜めにカットされていることで、路面への引っ掛かりも少なく足運びがスムーズです。
急な斜面を下る際にもグリップ性能に不安感はありませんでした。屈曲性が高いので、接地時に的確に体重を乗せていくことができます。また、つま先部分の幅も狭すぎることなく、足指をしっかり使えます。
前足部とかかと部での接地感覚の違い
提供:Sho Fujimaki
「コロンビアモントレイル F.K.T. アテンプト」のドロップ(つま先とかかとのソールの厚みの差)は10mm。トレランシューズとしてはやや高めの設定で、前足部とかかとで接地の感覚が異なります。具体的には、かかとから着地すると適度な柔らかさを感じますが、前足部で着地するとやや固めでしっかりとした接地感があります。
細かくステップを踏みながらスピードを上げていきたいときには前足部で接地し、足を温存したいときや急な傾斜をゆっくり下りたいときにはかかとから接地する、というように状況に応じて走り方を使い分けられるというメリットもあると感じました。
最初の一足に最適!レベルを問わずフィットするオールラウンダー
提供:Sho Fujimaki
コロンビア モントレイルのトレランシューズとして不動の定番モデルであった「バハダ」。2019年に展開を終了した後も復活を望む声が多かったことから、バハダの特徴を継承した「コロンビア モントレイル F.K.T.アテンプト」が開発されました。
オールラウンダーとしての「バハダ」の良さを引き継ぎながらも、より進化して生まれ変わった今作。フィット感・軽量性・クッション性のバランスが良く、とにかく履きやすいシューズなので、これからトレランを始めようと思っている方の選択肢として間違いないでしょう。路面状況がわからない初めてのトレイルでも安心して履くことができます。
今回のイベントをアテンドしてくれた上田瑠偉選手は、ショートレースでは「コロンビア モントレイル F.K.T. ライト」、ミドルから100kmくらいまでは「コロンビア モントレイル F.K.T. アテンプト」という使い分けを検討しているそうです。
クッション性と軽量性を兼ね備えたオールラウンドシューズは、アスリートや上級者にとっても使い勝手の良い一足と言えそうです。
〈商品詳細〉
■商品名:COLUMBIA MONTRAIL F.K.T. ATTEMPT(コロンビア モントレイル F.K.T.アテンプト)
■価格:12,100円(税込)
■サイズ:【Men’s】 25.0〜29、30.0cm 【Women’s】 22.5〜26.0cm
■カラー:
【Men’s】462(SIBERIA, AUTUMN ORANGE)、613(MOUNTAIN RED, FATHOM BLUE)
【Women’s】088(STEAM, VELVET COVE)
■重さ:【Men’s】 279g 【Women’s】 240g
■ドロップ:10mm
コロンビア モントレイル 公式サイト
ITEM
コロンビア モントレイル F.K.T. アテンプト【メンズ】
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コロンビア モントレイル F.K.T. アテンプト【レディース】
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