アディダス「アディゼロ ジャパン 5」は練習でもレースでも活躍!前作との違いやシリーズの特徴も解説

アディダスの「アディゼロ ジャパン 5」は、中厚底で軽量さ・クッション性・反発力のバランスが優れている万能シューズです。過去に世界記録を出したシューズのシリーズであり、マラソン本番から練習まで幅広く使えます。そこで今回は、アディダスの「アディゼロ ジャパン 5」の特徴を前モデルと比較しながら紹介します。どんなランナーに向いているシューズなのかも解説するので、シューズ選びの参考にしてみてください。

記事の目次

  • 「アディゼロ ジャパン」はアディダスの歴史ある人気シリーズ!
  • 「アディゼロ ジャパン 5」の特徴とは?
  • どんな人におすすめ?レベル別に適した使い方を紹介
  • 「アディゼロ ジャパン 5」で練習・レースを充実させよう!

アイキャッチ画像撮影:記助

「アディゼロ ジャパン」はアディダスの歴史ある人気シリーズ!

「アディゼロジャパン」シリーズは、5世代続くアディダスの人気シリーズです。まずはアディゼロジャパンとはどんなシリーズなのか紹介します。

マラソン世界記録をサポートしたシューズのシリーズ

デニス・キメット 世界記録

アディゼロジャパンのシリーズは過去にマラソンの世界記録を更新した選手が履いていたシューズとして有名です。

 

マラソンを2時間03分~2時間04分で走る速いスピードに対応できますが、長距離を走っても脚へのダメージが少ないクッション性があり、薄さ・軽さ・クッションのバランスが良いのが特徴です。

 

【アディゼロ ジャパンシリーズで世界記録を出した選手】

・ハイレ・ゲブレシラシエ(エチオピア)
・ウィルソン・キプサング(ケニア)
・デニス・キメット(ケニア)

シリーズ5代目にしてフルモデルチェンジ

アディゼロジャパン 比較 側面

出典:(上)Amazon/(下)Amazon

アディゼロジャパンシリーズは5代目(アディゼロジャパン5)にして大きくモデルチェンジしました。

 

アディゼロジャパン 比較 アッパー

出典:(上)Amazon/(下)Amazon

 

アッパーの構造だけでなく、ソールには新素材を使い、グリップ面の構造が大きく変化しています。

 

アディゼロジャパン 比較 アウトソール

出典:(左)Amazon/(右)Amazon

「アディゼロ ジャパン 5」の特徴とは?

従来のシリーズからさらに進化したアディゼロ ジャパン 5。ここからはその特徴を紹介します。

推進力を生み出しやすいソールの構造

アディゼロジャパン ソールの構造

出典:Amazon/作成:記助

アディゼロジャパン4まではBOOSTフォームがメインに使われていました。アディゼロジャパン5ではBOOSTフォームに加えて「Lightstrike(ライトストライク)」という新素材が使われています。

 

この「Lightstrike」によって、バネのような反発力を得られるため、今までよりも効率良くエネルギーを推進力に変えられます。

 

さらに中足部にはシャンク(プレート)が内蔵されており、スパイクシューズに近い反発力を得られるようになっています。

クッション性も兼ね備えた中厚底タイプ

ミッドソールの厚さ比較

撮影:記助(画像上:アディゼロ ジャパン 5、画像下:アディオス プロ)

アディゼロジャパン5はアディオスプロなどと比べるとそこまで厚底ではないものの、薄底ではない中間タイプです。

 

特に足の前側になるほど薄底になっているので、地面からの反発を受けやすくなっています。

通気性に優れたアッパー

アディゼロジャパン5 アッパー

撮影:記助

格子状のアッパーにメッシュ素材を使うことで軽量化と通気性を高めています。長い距離を走ったり、気温が高い日に走ったりしても足がムレにくくなっています。

幅広いシーンに対応できるバランスの良さ

ランニングする男性

出典:PIXTA

アディゼロ ジャパンはマラソンで世界記録を出したシューズ(2時間2分台・3分台)なので、1km3分を切るようなペースにも十分対応しています。

 

スピードは出しやすいものの地面からの衝撃が大きい薄底シューズよりも分厚く作られているため、ジョグ用としても使えます。ジョグからスピード練習、レースまで1足で対応し、幅広いシーンで活躍します。

 

筆者はアディゼロ ジャパン 3を以前まで履いていましたが、ジャパン 5の方がよりグリップが高まり反発力を高まっていると感じます。厚底のクッション性が高いシューズをずっと履いていた方にとっては薄く感じるかもしれませんが、長い距離をしっかり走りたいときに愛用しています。

どんな人におすすめ?レベル別に適した使い方を紹介

シューズを選ぶときは自分の走力や用途に合わせて決めることが大切です。ここからはアディゼロ ジャパン5がどのような人におすすめなのか紹介します。

サブ4~サブ3ランナーのレース&トレーニングに

マラソン大会に出場するランナー

出典:PIXTA

サブ4~サブ3ランナーであれば、レース本番からインターバル・テンポ走などのポイント練習でも使いやすいでしょう。

 

このレベルの方であればハーフマラソンにも対応していますが、5km・10kmなど距離が短くなると反発力に物足りなさを感じるかもしれません。

サブ2.5~サブ3ランナーのトレーニング用に

サブ3のランナー

出典:PIXTA

サブ2.5~サブ3ランナーで、レースをアディオスプロやアディゼロプロなどで走るランナーであればジョグ・距離走・テンポ走で使うと良いでしょう。

 

カーボンプレートの反発力に慣れておらず、体への負担が大きく感じる方にもピッタリです。

『タクミセン(TAKUMI SEN)』では薄底による衝撃が大きい人

アディゼロジャパン5とタクミセン6の比較

出典:(上)Amazon/(下)Amazon

アディダスの代表的なレーシングシューズである『タクミセン(TAKUMI SEN)』では薄くて、マラソンの最後まで脚が持たないランナーは多いです。

 

そのような方は、アディゼロ ジャパン5を選んでみると良いでしょう。タクミセンよりは反発力が減りスピードは出しにくいですが、クッション性が高まるので最後まで失速せずに走りやすくなります。

ジョグからスピード練習まで対応するシューズが欲しい人

練習をする男性

出典:PIXTA

アディオスプロやヴェイパーフライなどレーシングシューズは決まっていて、普段の練習用のシューズに迷っている方にも適しています。

 

特にカーボンプレートは走れば走るほど劣化していくため、練習ではカーボン非登載の走りやすいシューズを探している方にピッタリです。対応している練習内容が幅広いので1足でさまざまな練習を快適に行えるでしょう。

「アディゼロ ジャパン 5」で練習・レースを充実させよう!

アディゼロジャパン5

出典:Amazon

アディゼロジャパン5は薄底軽量レーシングシューズと厚底レーシングシューズの中間にあるようなシューズです。そのため、トップ選手の練習からサブ3~サブ4ランナーのレース用としても使える万能シューズであり、快適にランニングできます。

 

どのようなシューズにするか迷っている方は、是非シューズ選びの選択肢の1つにしてみてください。

 

ITEM
アディダス アディゼロ ジャパン5 メンズ
●重量:224 g
●サイズ:24.5~30.0cm
●カラー:ブラック、ホワイト、イエロー、オレンジ、レッド
ITEM
アディダス アディゼロ ジャパン 5 レディース
●重量:224g
●サイズ:22.0~26.0cm
●カラー:ブラック、イエロー、レッド、オレンジ、グリーン

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ひがしだいすけ
記助
記助

元800mランナー。100mからマラソンまで、観戦するのも走るのも好きです。楽しく走る方法や速く走るためのトレーニングを主に公開するので、お役に立てたら幸いです。