アシックスの薄底シューズおすすめ6選!特徴や厚底シューズとの違いも解説

アシックスの薄底シューズについて解説しています。近年話題を集めている厚底シューズですが、これまで主流だった薄底シューズの方が合っているランナーや厚底シューズと併用したいランナーも多いのではないでしょうか?この記事では厚底シューズとの違いやアシックスの薄底シューズのおすすめモデルについても紹介しています。シューズ選びの参考にしてみてください。

記事の目次

  • 「薄底」と「厚底」にはどのような違いがある?
  • アシックスの薄底シューズがおすすめな理由とは?
  • アシックスおすすめ薄底シューズ6選!
  • アシックスの薄底シューズを履いて過去の自分を超えていこう!

アイキャッチ画像出典:Facebook/ASICS

「薄底」と「厚底」にはどのような違いがある?

ナイキの厚底シューズが話題になり始めて、厚底シューズを履くランナーも増えてきましたが、ランニングシューズは薄底派といったランナーも多いのではないでしょうか。薄底と厚底どちらにもメリットデメリットがありますが、どのような違いがあるのか解説していきます。自分に合ったランニングシューズを着用し、快適に走るだけでなく故障や怪我を予防しましょう。

「厚底」はクッション性が高いが「薄底」は低い

トラックでランニング

厚底と薄底の大きな違いはクッション性です。薄底シューズはクッション性が低いため、足へのダメージ大きく故障や疲労蓄積のリスクがあります。マラソンなどの長い距離になると特に影響が大きいので、筋力が弱いランナーはクッション性のある薄底シューズがおすすめ。しかし、薄底シューズは接地感を感じやすく、足の感覚を鍛えることができるメリットも。自分の走りを分析したり、異常を察知したりする能力はパフォーマンスの向上には必要不可欠な能力です。

 

一方、厚底シューズはクッション性が高く足へのダメージを軽減できます。長い距離でも疲れにくいので最後までしっかりと走り切れ、疲労も軽減されるので故障しにくいのが特徴です。

走りの安定性なら「薄底」!

薄底は足と地面が近く、人間本来の走りと近いので安定性があります。足首が柔らかく捻りやすいランナーや厚底では引っかかってしまう足をあまり上げずに走っているランナーは薄底が適しているでしょう。

 

厚底は着地時に沈み込むため横ぶれが生じやすくかったり、自然と前に進んでいく感覚があるので安定性が悪く、使いこなす筋力がないと怪我や故障に繋がってしまいます。バランスを崩して足を捻挫してしまうこともあるので注意が必要です。

履きこなすのに筋力が必要な「厚底」と筋力が鍛えられる「薄底」

マラソン大会

出典:PIXTA

薄底シューズは走り始めた初心者には衝撃が強いので向きませんが、継続してトレーニングしているランナーならほとんどの方が履きこなせます。薄底シューズは人間本来の走りができるので、走るときに必要な筋肉を鍛えることができます。

 

厚底シューズはカーボン入りのシューズだと反発性や推進力が強く、自然とストライドが広がり足が回転。力を使わず楽に走れる反面、使いこなす筋力がないと一部の筋肉に負担がかかってしまったり、効果を感じられなくなってしまう可能性もあります。

 

ランナーの中にはポイント練習は薄底で筋力強化し、レースは厚底を着用し速さを求める選手もいます。ある程度の走力は必要ですが、効果的に練習することができるでしょう。

フォアフット向けの「厚底」と万能に対応できる「薄底」

トラックレース

出典:PIXTA

ナイキの厚底シューズなどはフォアフット着地でないと効果を感じられません。一部、ホカオネオネやアシックスの厚底シューズでは踵着地やミッドフットにも対応していますが、ナイキの厚底シューズを履きこなそうとするとフォアフットにフォームを変える必要があります。うまく移行できなければ調子を落としてしまう可能性も。

 

薄底は一部ソーティーマジックRPなどフォアフット向けのシューズもありますが、どの着地にも対応しているのが特徴です。厚底シューズほど走法にこだわる必要がないので、自分の走りやすい走法のままで走ることができます。

規定範囲外の「厚底」は公認トラックレースで使用できない

陸上競技大会

出典:PIXTA

公認トラックレースには厚底規定があり、800m以上の距離では25mm以上、ロードレースでは40mm以上のシューズを着用することができません。レースには出場できますが、残念ながら公認記録としては認められず失格となってしまいます。

 

アシックスの薄底シューズではスパイク以外は「ソーティシリーズ」と「ソーティジャパンシリーズ(SORTIE JAPANTRAINERを除く)」のみ着用できます。公認トラックレースでは厚底シューズは履けないので、スパイクを履かないランナーは薄底シューズが必ず必要です。

アシックスの薄底シューズがおすすめな理由とは?

最近は薄底シューズも多くのメーカーから発売されていますが、アシックスがおすすめの理由はどういったことが挙げられるのでしょうか?詳しく解説していきます。

日本人の足型にフィットする

ターサーRP

日本のメーカーであるアシックスは日本人の足型に合うように設計されているため、フィットしやすいのが特徴です。加えて、アシックスは全世界で100万人分もの足形のデータを保有し、分析しながら足型を進化させています。

 

海外メーカーのシューズは細身で日本人の足に合わないことも。モデルによってはナロー、スタンダード、ワイドと豊富な足幅を取り揃えているので、自分の足に合ったシューズがきっと見つかるはずです。

長い歴史で積み重ねた膨大なデータによる開発

アシックス研究所

アシックスは1953年に初めてマラソンシューズ「マラソンタビ」を発売。長い歴史の中で培われた技術と膨大なデータの蓄積で常に前作以上のシューズが発売されています。

神戸市には大学の研究機関にも引けを取らない大規模な「スポーツ工学研究所」があり、人間の動作を分析し素材や構造などの研究がおこなわれています。アシックスはトップアスリートのみならず全ての人の可能性を引き出す努力を惜しみません。

豊富なラインナップ

アシックスシューズ

アシックスにはレベルや年齢を問わずラインナップが豊富なのが特徴です。薄底シューズにも「ソーティシリーズ」や「ターサーシリーズ」、「スカイセンサーシリーズ」などレベルや機能性に合わせてさまざまなシューズを取り揃えています。アシックスならきっと自分にマッチしたシューズが見つかるはず。

アシックスおすすめ薄底シューズ6選!

アシックスの薄底シューズでおすすめシューズを6足紹介します。それぞれのシューズに特性があり、ターゲットが違うので自分に合ったシューズを選びましょう。

アシックス / ソーティマジック RP5

「ソーティマジックRP5」は軽量で蹴り出しのときの反発性を高めたシューズです。中足部には剛性の高い合成樹脂補強材「プロパルショントラス」を搭載。ねじれを抑制し、前足部まで大きく配置することでキック時の推進力を生み出します。

 

アウトソールには高いグリップ力のある素材が使われており、蹴り出しの最後までエネルギーロスを抑制。マラソンを2時間台で走る上級者やキック力の強いランナーにおすすめです。

ITEM
アシックス ソーティーマジック RP5 スタンダード ユニセックス
●重量:約155g
●サイズ:22.5〜28.5cm
●カラー:全7色

アシックス / ソーティマジック LT2

「ソーティマジックLT2」は軽量で反発性とスムーズな走り心地を実現したモデルです。ソールの踵外側部分にクッション性の高いAHARラバーを搭載し、ソール全面には軽量でクッション性が高いフライトフォームを採用。着地時の衝撃を和らげることができます。

 

中足部にもねじれを抑制する補強がされており、ソーティシリーズの中で1番バランスが取れたシューズと言えるでしょう。マラソン2時間台で走る上級者ランナーにおすすめですが、筋力が弱い中学生ランナーや女子選手のトラックやロードレースにも最適です。

ITEM
アシックス ソーティーマジック LT 2 スタンダード ユニセックス
●重量:約150g
●サイズ:22.5〜29cm
●カラー:全7色

ウォーキング、ジョギングにて使用するため購入しました。シューズ自体とても軽く、形も私にはフィットしました。
デザインも気に入っています。

▼「ソーティマジック」についてさらに詳しく解説した記事はこちら!

アシックス / ソーティジャパン セイハ 2

「ソーティジャパンセイハ2」は中足部に補強材が入っていないので屈曲性が高く接地感が良いのが特徴です。どの部分でも曲がるのでミッドフット、フォアフットとどの着地のランナーでも万能に対応できます。

 

アッパーは足入れが柔らかく、踵のホールド感もしっかりしています。マラソン2時間台のランナーやトラックやロードで活躍する上級者モデルですが、短距離や跳躍の練習用シューズとしても活用できます。

ITEM
アシックス ソーティージャパン セイハ 2 スタンダード
●重量:約164g
●サイズ:22.5〜29.0cm
●カラー:全4色

アシックス / ターサーRP

「ターサーRP」はソーティマジックRPと同じく軽量で反発性が強いのが特徴です。ターサーシリーズの中ではクッション性が低いですが、ソーティマジックRPよりもクッション性が高くなっています。

 

ソーティではクッション性が不安な中級者や長い距離を走るランナーにもおすすめです。上級者の練習用としても活用できます。ただし、厚底規定の適用された公認トラックレースでは使用できないので注意してください。

ITEM
アシックス ターサーRP メンズ
●重量:175g
●サイズ:24.5cm~30.0cm
●カラー:全5色

スピード練習用に購入しました。
いつもの履き心地をお求めの方は、他のターサーより、0.5cm大きめの購入をオススメします。
走るのが楽しみです。

ITEM
アシックス ターサーRP レディース
●重量:145g
●サイズ:22.5cm~26.0cm
●カラー:全3色

▼「ターサーRP」についてさらに詳しく解説した記事はこちら!

アシックス / ターサーエッジ 2

「ターサーエッジ2」は軽量でクッション性、安定性が高いのが特徴です。アウトソールの外側をフラットにしているので着地のときの衝撃を緩和できます。柔らかい走りをするミッドフットやフォアフットの中級者以上のランナーに最適。レース用、練習用と1足でこなしたいランナーにもおすすめです。

 

アッパー部分がアップデートされより通気性が良くなり、足に追従するフィット感を感じられます。ターサーエッジもソールの厚さが25mm以上なので公認トラックレースでは注意が必要です。

ITEM
アシックス ターサーエッジ 2 メンズ
●重量:185g(26.5cm)
●サイズ:24.5〜30.0cm
●カラー:全7色

ターサージールよりは重いけど、充分軽いです。綺麗な色でとてもいいです。毎日使うので寿命は一年です。

ITEM
アシックス ターサーエッジ 2 レディース
●重量:約150g
●サイズ:22.5〜26.0cm
●カラー:全4色

▼「ターサーエッジ」についてさらに詳しく解説した記事はこちら!

アシックス / ライトレーサー

「ライトレーサー3」は他のモデルに比べて低価格で、バランスよく機能が搭載されているのでコストパフォーマンスが良いのが特徴です。毎日の練習にも耐えられる耐久性で、これから記録アップを目指す部活生や1足でスピード練習やジョグなど全てをこなしたいランナーにもおすすめ。ただし、ライトレーサーも公認のトラックレースでは厚底規定範囲外なので注意が必要です。

ITEM
アシックス ライトレーサー3 メンズ
●重量:225g(26.5cm)
●サイズ:24.5〜30.0cm
●カラー:全5色

歩きからジョグ、レースペースまでスムーズに安定している。軽く、フィット感もいい。練習がてらのレースも安心。

ITEM
アシックス ライトレーサー3 レディース
●サイズ:22.5〜26.5cm
●カラー:全5色

▼「ライトレーサー 」についてさらに詳しく解説した記事はこちら!

アシックスの薄底シューズを履いて過去の自分を超えていこう!

ソーティマジックRP3

厚底シューズを着用するランナーが増えてきましたが、薄底シューズを着用する機会やランナーも多いですよね。薄底シューズには足の筋力を鍛えられる、どんな走法のランナーでも万能に対応できる、厚底規定内のシューズがあるので公認のトラックレースでも着用できるなど厚底シューズにはないメリットがあります。

 

ランニングシューズは自分に合ったものを着用することが何よりも大切です。歴史ある国内メーカー「アシックス」の薄底シューズを履いて更なるレベルアップを目指しましょう。自己記録更新や大会への上位入賞に向けて力強いサポーターになってくれるはずです。

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gyunyu
gyunyu

1歳の男の子を子育て中ママライターgyunyuです。元実業団ランナー、専門は3000mからハーフマラソン。栄養士の免許も持っています。子育ての合間をぬってジョギングを再開したばかりですが、今までの経験を生かして皆さまのお役に立てる記事を書けるように頑張ります。