アイキャッチ画像撮影:記助
デサントは『Move Sport』でお馴染みのアパレルブランド!
デサントは『Move Sport』と3本矢印のロゴが印象的なスポーツウェアブランドです。
実は日本(大阪)のメーカーであり、さまざまなスポーツのユニフォームやウェアを開発しています。陸上競技以外に水泳やトレッキングなど対応しているジャンルは広いのが特徴。
2016年のリオ五輪ではスイスのトライアスロンチームの公式ウェアに選ばれ、ユニフォームを着用した選手が2位になりました。
2019年にランニングシューズ「GENTEN」を開発!
スポーツウェアを中心に開発していたデサントですが、近年ではランニングシューズにも力を入れています。
特に2019年に開発された「GENTEN」は話題にもなりました。ここからはランニングシューズの「GENTEN」について紹介します。
人間の「原点」を引き出すシューズ
撮影:記助
デサントのGENTENは「原点」のことであり、人間が持つ本来のパフォーマンスを引き出すシューズとして開発されました。
ランニングシューズに必要な「地面を蹴る力を安定して推進力に変える」機能に絞り、それ以外を削ぎ落してできています。
GENTENシリーズではレースでのパフォーマンスを高めるものから、普段のランニングで脚を鍛えるものまであります。
世界最薄・最高強度の「グラフェン」を使用したアウトソール
撮影:記助
アウトソールには世界最薄・最高強度の「グラフェン」を使用しています。
このグラフェンを効率良く配置することで、薄いアウトソールでありながら地面をしっかり捉え次の一歩をしっかり踏み出せるようになっています。
薄底でカーボンプレートを搭載!
撮影:記助
GENTENのエリートモデルである「GENTEN-EL」はミッドソールにカーボンプレートを搭載。
厚底&カーボン搭載シューズと違い、薄底なので自然な接地感であり、カーボンプレートにより高い反発性を発揮します。
薄底でクッション性はそこまで高くありませんが、その分スピードが出やすいため短い距離のロードレースなどに適しています。
オリンピアンの塩尻選手(富士通)も着用
出典:PIXTA
GENTEN-ELは2016年リオ五輪に3000mSCで出場した富士通の塩尻選手も着用しています。
実際に、2021年3月27日のシーズン初戦の記録会ではGENTEN-ELを履いた10000mで28分09秒の好タイムを出しています。
GENTEN-ELをレビュー
ここからは、筆者が実際にGENTEN-ELを履いたレビューを紹介します。
薄底でスピード重視のランニングにピッタリ
撮影:記助
ソールが硬くまるでスパイクのような反発力があり、ロードでもスピードをしっかり出すことができます。
もともと中距離ランナーだったこともあり、他のランニングシューズにはないスパイクに近い感覚で走れます。
ジョグ用のシューズや厚底シューズと比較すると、薄底で反発のレスポンスが速いので脚を回しやすくスピードに乗りやすいです。
フィット感は高いが履き口は広め
撮影:記助
アッパーはフィット感が高く、他のシューズと同じサイズでもピッタリでした。
(個人的にはミズノのシューズのアッパーに作りが似ている感覚がします。)
しかし、シューレースを締めても履き口は少し広く感じるのが気になりました。
(走っているときはそこまで気になりません)
サイズは通常よりも小さくする必要はありませんが、シューレースの結び方を工夫するか、それでも緩く感じる場合はシューズが痛まないように穴を増やすのも良いかもしれません。
ソールは硬めでロングランには不向き
撮影:記助
ソールは非常に硬く、地面からの衝撃を受けやすいです。実際に走ると「コツン、コツン」という音がします。
反発をもらいやすくスピードは出しやすいですが、ロードだと短い距離の方が適性があるでしょう。
スピード練習や5km、長くても10kmまでのレースで使うのが向いていると感じます。
筆者は薄底で脚を鍛えつつスピードを強化するために、坂ダッシュで使用しています。
デサントのランニングシューズのおすすめ9モデル
ここからはデサントのシューズを紹介します。
エナザイトウィングストーム
エナザイトウィングストームはデサントの中でもクッション性を重視したシューズです。
このシューズは「マキシマムクッション」をコンセプトに作られているため、脚へのダメージを抑えられ初心者でも安心して走れます。
脚を守る性能が高いので、上級者でもゆっくりジョグ(リカバリージョグ)するときに適しているでしょう。
ITEM
デサント エナザイトウィングストーム メンズ
●素材:甲材/合成繊維、合成樹脂 底材/ゴム底
●サイズ:25.5cm~29.0cm
●カラー:ブラック、ホワイト、グリーン
スカイブリッドビュー
「スカイブリッドビュー」は厚底でクッション性が高いだけでなく、アッパー材に半透明のモノメッシュを採用しているので通気性が高いシューズです。
デザイン性も良くおしゃれなので普段履きのスニーカーとしても活躍します。
ITEM
デサント スカイブリッドビュー メンズ
●素材:甲材/合成繊維、合成樹脂 底材/ゴム底
●サイズ:25.5cm~28.0cm
●カラー:ブラック、グレー、ホワイト、イエロー
DR-MOVE 2
「DR-MOVE 2」はほど良い厚さのクッションであり、快適に走れるラストを使用していることが特徴です。
やや幅広のラストとフラットなソールで安定感が高く、初心者でもスピードを出しやすいシューズです。
ITEM
デサント DR-MOVE2 ユニセックス
●素材:甲材/合成繊維、合成樹脂 底材/ゴム底
●サイズ:23.5cm~30.0cm
●カラー:ブラック、ホワイト、ピンク
DELTA LD
「DELTA LD」は、デサント独自のエナジーリターンシステム「DELTA SYSTEM」を搭載したシューズです。
クッション性・反発性が良くスピードを出しやすいシューズのためマラソンレースや普段のランニングから、トライアスロンにも対応しています。
ITEM
デサント DELTA LD ユニセックス
●素材:甲材/合成繊維、合成樹脂 底材/ゴム底
●サイズ:22.5cm~28.5cm
●カラー:オレンジ、ブラック、レッド
GENTEN-KB
「GENTEN-KB」は走力を鍛えるレーシングシューズです。KB(コウノエベルト)で甲を締めることで指が開く設計で、指全体で地面を捉え力を伝えることができます。
安定感が高く推進力が生まれるように作られており、厚めのミッドソールでクッション性も高く、練習用としてバランスが良いです。
ITEM
デサント GENTEN-KB ユニセックス
●素材:甲材/合成繊維、合成樹脂 底材/ゴム底
●サイズ:22.5cm~30.0cm
●カラー:ブラック、ホワイト
GENTEN-ST
「GENTEN-ST」も走力を鍛えるためのレーシングシューズであり、エリートモデルよりもソールの幅が広く、ソールがフラットなので安定感が高いです。
速さと強さを求めるランナー向けのシューズで、初心者であればレース用・上級者の練習用として活躍します。
ITEM
デサント GENTEN-ST ユニセックス
●素材:甲材/合成繊維、合成樹脂 底材/ゴム底
●サイズ:22.5cm~30.0cm
●カラー:ピーコックグリーン、ブラックホワイト、シルバー、オレンジ、ネイビー
実際に走って見ると良さがわかりました。厚底と悩みましたがこちらを選んで正解でした。
出典:
楽天みんなのレビュー
GENTEN-RC
「GENTEN-RC」はトラックレースにも対応した薄底のレーシングシューズです。アウトソールにグラフェンを使用し、地面を蹴る力を無駄なく推進力に変換できます。
ソールは硬めに設計されているので、スパイクシューズに近い反発性を体感できます。
ITEM
デサント GENTEN-RC ユニセックス
●素材:甲材/合成繊維、合成樹脂 底材/ゴム底
●サイズ:22.5cm~30.0cm
●カラー:レッド、ブラック、ネイビー
DESCENTEのランニングシューズは初めてですが、いい感じですね楽しく走れそうです。
出典:
楽天みんなのレビュー
GENTEN-EL
「GENTEN-EL」はGENTEN-RCと基本的な設計は同じですが、ミッドソールにカーボンプレートを搭載しています。薄底×カーボンプレート×グラフェンアウトソールにより、スピードを高める反発力を生みます。
比較的ソールもフラットなので薄底ですが安定感も高いでしょう。
ITEM
デサント GENTEN-EL ユニセックス
●素材:甲材/合成繊維、合成樹脂 底材/ゴム底
●サイズ:23.0cm~29.0cm
●カラー:レッド、ネイビー
アウトソールのグラフェンが強いグリップを発揮しています。薄底でなおかつ、カーボンの堅さ、反発があるので、蹴る力を直接地面に伝えることができるます。軽さや推進力はナイキのアルファフライよりも上です。つま先にあまりがありますが、靴擦れを防ぐための仕様らしいです。
出典:
楽天みんなのレビュー
薄底のシューズでスピードを意識して走ってみよう!
撮影:記助
デサントはGENTENシリーズがメインであり、スピードを出しやすく脚を鍛えられるシューズが揃っています。
マラソン本番で自己ベストを狙うシューズとしては少し使いにくいですが、短い距離のロードレースやスピードトレーニングでは活躍するでしょう。
スピードに課題がある方やスピードをもっと出したい方であれば、是非試してみてください。
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