ForeAthlete 45は光学式心拍計搭載のエントリーモデル
GPS付きランニングウォッチのトップメーカー、ガーミンのエントリーモデルがForeAthlete 45(フォアアスリート 45)です。
エントリーモデルでも機能は充実!
ガーミンではさまざまなランニングウォッチをラインナップしていますが、その中でもForeAthlete 45はエントリーモデルとして位置づけられており、定価27,280円(税込)と、搭載された機能に対してリーズナブルなプライスが付けられています。
エントリーモデルと言ってもGPS機能を利用したランニングのペースや距離などの記録の他に、光学心拍計による拍数の計測やアプリを利用したパーソナルランニングコーチ機能、緊急連絡先にリアルタイムで現在地の送信が可能で安全と安心を提供するセーフティ&トラッキング機能も搭載と、機能は充実しています。
VO2Maxも計測可能
ForeAthlete 45は内蔵された光学式心拍計を活かしてフィットネスレベルを測る指標であるVO2Maxも計測可能です。
VO2Maxは「最大酸素摂取量」の意味で、人が体内に1分間で取り込むことのできる酸素の最大量です。単位はml/kg/分(1分間で体重1kgあたりに摂取する酸素量(ミリリットル))で運動能力の指標になります。
スピードや走行距離など、日々の調子やコンデイションで変わる指標とは違う、自分自身のフィットネスレベルを計る客観的なデータとして活用できます。
有酸素運動やヨガなど幅広いアクティビティメニューを用意
ForeAthlete 45はランニングだけに特化した時計ではありません。サイクリング、室内トラック、ランニングマシン、Xトレーナー、有酸素、ヨガと幅広いアクティビティメニューが用意されています。
ライフログ機能も充実しており、1日中着けっぱなしにすれば歩数、距離、消費カロリー、睡眠を自動的にモニタリングしてくれます。1日のストレスレベルをモニタリングする機能もあるので、自分の健康状態をチェックすることもできます。
ForeAthlete 45と45Sの違いは?
ForeAthlete 45にはForeAthlete 45Sというモデルライナップされています。
ForeAthlete 45と45Sの違いは「サイズ」と「カラー」
ForeAthlete 45は2019年8月に登場しましたが、ForeAthlete 45Sというモデルも用意されています。
基本的な機能は同じで、違いはサイズとカラーだけです。
サイズは「45」が直径42mm/重量36gで、「45S」は直径39.5mm/重量32gとなっており、45Sはさらにミニマルなサイズとなっています。
ただ、ガーミンの公式webサイトをみると「45」のみが掲載され、カラーを選ぶと自動的に45と45Sに振り分ける設定になっているので購入する際は注意しておいた方が良いでしょう。
ITEM
ガーミン ForeAthlete 45
●サイズ:42 x 42 x 11.4 mm
●ディスプレイ:直径26.3 mm
●重量:36g
●稼働時間:最大7日間(スマートウォッチモード)、最大11時間(GPS モード)
正確な距離・時間をしっかり刻んでくれるので、トレーニングのとき、とても重宝しています。 バンドの色もお気に入りです。
出典:
楽天みんなのレビュー
ITEM
ガーミン ForeAthlete 45S
●サイズ:39 x 39 x 11.4 mm
●ディスプレイ:直径26.3 mm
●重量:32 g
●稼働時間:最大7日間(スマートウォッチモード)、最大11時間(GPS モード)
同じガーミンの「ForeAthlete 230J」と「ForeAthlete 45」の違いは?
ForeAthlete 45を購入する時に一番比較対象に上がるのは、実は同じガーミンのエントリーモデルForeAthlete 230Jではないでしょうか。ここからはこの2モデルを比較して解説します。
230Jと45はほぼ同価格帯、光学式心拍機能が欲しいならForeAthlete 45一択
ForeAthlete 45は本体価格27,280円、それに対してForeAthlete 230Jは25,080円となっており、実勢価格でみてもほぼ同価格帯なので、どちらを購入するか迷われる方も多いのではないでしょうか。
ForeAthlete 45にあって230Jにない機能が内蔵式の光学式心拍計です。230jは心拍を図るためには別売りの胸に巻くセンサーを購入して装着する必要があり、単体で心拍を計るためには上位モデルの235j(32,780円)を選ぶ必要があります。
※価格はいずれも消費税10%込み
コンパクトさを取るか表示の見やすさを取るか
ForeAthlete 45は230Jよりも一回り小さい筐体を採用していることから、230Jだとちょっとゴツくて…という方にも使いやすいサイズですし、さらににコンパクトなForeAthlete 45sも用意されています。
ただ、その分ディスプレイのサイズもForeAthlete 230Jが直径31.1mmなのに対し、ForeAthlete 45は直径26.3mmとなっており、ここは表示の見やすさを優先させるか、あるいはコンパクトさを優先させるかで決めれば良いでしょう。
バッテリーの駆動時間では230J、充電しやすいのはForeAthlete 45
出典:morotsuka
ForeAthlete 45は軽量、コンパクトがセールスポイントですが、筐体が小さいということは内蔵されているバッテリーの容量も230jに対して小さくなることになります。
このため、230Jの駆動時間はGPSモードで16時間、時計や通知行う通常モードで5週間と普通に走られている方であれば一週間に1度ないし2度充電すれば十分なレベルですし、フルマラソンはもちろんウルトラマラソンでも不安なく使用できるでしょう。
ForeAthlete 45の駆動時間はGPSモードで11時間、通常7日間と、もちろんアップルウォッチを始めとするスマートウォッチに比べるとレベルが違いますが、ウルトラマラソンに出場しようという方であれば気になるでしょう。
バッテリーの充電ケーブルに関連しては、ForeAthlete 45は裏側にプラグを差し込むタイプですが、230jはガーミン独自のクリップ方式です。このクリップがちょっと曲者で、端子のかみ合わせがうまくいかずに充電されないことがあります。
もちろん、ちゃんと気をつければいいだけの話ですが、プラグ方式のForeAthlete 45の方が使いやすいのは確かです。
ITEM
ガーミン ForeAthlete 230J
●サイズ:45 x 45 x 11.7mm
●ディスプレイ: 直径 31.1mm
●重量: 約41g
●稼働時間:約12時間(トレーニングモード(GPS+GLONASS))、 約12週間(時計モード)
先月末に購入し6月から愛用しています。使いやすくて機能も充実しているのでもっと早く買えば良かったと後悔しています。これからジョギングの時はもちろん普段使いにもお世話になるつもりです。
出典:
楽天みんなのレビュー
▼「ForeAthlete 230J」について詳しく解説した記事はこちら!
ForeAthlete 45と比較される他社ブランドのモデルは?
ForeAthlete 45の購入を検討する際、同じ心拍計付きモデルとして名前が上がるのがPOLAR (ポラール) のIgnite(イグナイト)です。
シンプルさを取るかわかりやすさを取るか
両者ともGPSと心拍計を内蔵したランニングウォッチでPolar Igniteのトレーニングモード時(GPSと手首での心拍計測の使用時)17時間とForeAthlete 45とほぼ同等です。
大きな違いとしては画面表示が挙げられます。
ForeAthlete 45の画面表示は基本的には数字のみなのに対して、Polar Igniteでは距離やペースといった項目名も表示されます。文字自体はForeAthlete 45の方が大きく、慣れてしまえばわかりやすいのですが、ぱっと見で項目がわかるPolar Igniteの方が馴染みやすいといえます。
GPSの精度はForeAthlete 45、心拍計はPolar Ignite
ForeAthlete 45とPolar IgniteはいずれもGPSを利用していますが、各種のレビューを総合すると精度の面ではForeAthlete 45の方が高いという評価多く見られます。
もちろん、Polar Igniteも問題になるようなレベルではなく、あくまで比較すれば、ということなのですが。
一方、心拍計の表示はForeAthlete 45の方が数字のみなのに対し、Polar Igniteは画面上部に5色でグラフ表示されるのでわかりやすさという点では上でしょう。
この辺りはもともとガーミンはGPS機器、ポラールは心拍計機器メーカーという、それぞれの強みが現れている部分と言えるでしょう。
ITEM
ポラール Ignite (イグナイト)
●サイズ : 43×43×8.5mm
●重量 : 35g (リストバンド有)
●稼働時間 : トレーニングモード時(GPSと手首での心拍計測の使用時)17時間、ウォッチモードで継続的な心拍数計測機能使用時は5日間
ガーミンForeAthlete 45を購入するなら今が狙い目かも
GPS付きの本格的なランニングウォッチは欲しいけれど、大げさなデザインはいらない、機能はミニマムでいい、という方には、さりげないデザインで普段使いも可能なForeAthlete 45はぴったりのモデルといえそうです。
もちろん、ランニングウォッチとしての基本性能やガーミンならではのGPS捕捉の速さ、確かさは折り紙付きです。
ところで、すでに後継モデルとなるForeAthlete 55が2021年6月17日から発売されます。
バッテリーの駆動時間が延長(スマートウォッチモードで約14日間、GPS モードで約20時間)され、より多彩なモードが用意されていますが、ランニングウォッチの基本的な部分では45でも不足はないはずです。
また、55では45のような、小型のSサイズモデルが現在のところ用意されていません。45Sの購入を検討していた方には今が購入のチャンスかもしれません。
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