アディダス「アディゼロ ジャパン 6」を徹底解説!進化した定番モデルは前作から何が変わった?

adidas(アディダス)の「ADIZEO JAPAN 6(アディゼロ ジャパン 6)」は、中厚底の万能なレーシングシューズです。トレーニングからレース本番まで使えるため、1足あればさまざまなシーンで活躍します。また、アディゼロ ジャパン 6は前モデルから大幅にアップグレードしました。そこで今回は、「アディゼロ ジャパン 6」の特徴・機能、前作との違い、おすすめのランナーについて紹介します。

記事の目次

  • 「アディゼロ ジャパン」シリーズはアディダスの定番レーシングシューズ!
  • 最新作「アディゼロ ジャパン 6」は前作から何が変わった?
  • 「アディゼロ ジャパン 6」はどんな人におすすめ?
  • 進化した「アディゼロ ジャパン 6」で快適にランニングしよう!

アイキャッチ画像撮影:記助

「アディゼロ ジャパン」シリーズはアディダスの定番レーシングシューズ!

adidas(アディダス)のシューズの中でも、ADIZERO JAPAN(アディゼロ ジャパン)シリーズは特に人気があります。ここからは、アディゼロ ジャパンがどのようなモデルなのかについて紹介します。

世界記録を更新したことがある人気のマラソンシューズ

アディゼロジャパンシリーズ

アディゼロジャパンは、軽量さとクッション性のバランスが良く、マラソンなどの長距離レースでも走りやすいです。何よりも、レースの終盤でも脚が動きやすくマラソンレースで履く方が多いです。

 

さらに、過去にマラソンの世界記録を更新した選手が履いていたシューズとして高い人気があります。

 

【アディゼロジャパンシリーズを履きマラソン世界記録を出した選手】
・ハイレ・ゲブレシラシエ
・ウィルソン・キプサング
・デニス・キメット

シリーズ6代目で大幅にアップデート

アディゼロジャパン5 アディゼロジャパン6

撮影:記助(画像左:アディゼロ ジャパン 5、画像右:アディゼロ ジャパン 6)

アディゼロ ジャパンは5代目にして大きくモデルチェンジしましたが、6代目でもさらに大きな変更がありました。コンセプト・基本的な構造は同じですが、使われる素材がアップグレードしています。

 

どのような違いがあるのか、次の項目から詳しく解説していきます。

最新作「アディゼロ ジャパン 6」は前作から何が変わった?

アディゼロ ジャパンは最新モデルで6代目になり、見た目だけでなく各パーツの素材や性能が大きく変わりました。ここからは、アディゼロ ジャパン 6の特徴を紹介していきます。

ミッドソールには「LIGHTSTRIKE EVA」と「LIGHTSTRIKE PRO」を使用

アディゼロジャパン5 アディゼロジャパン6 ミッドソール

出典:(上)Amazon/(下)Amazon(加工:記助)

今までのアディゼロ ジャパンは、クッション性と反発性が高い「BOOST(ブースト)フォーム」「LIGHTSTRIKE」を組み合わせたミッドソールでした。

 

アディゼロ ジャパン 6では、「LIGHTSTRIKE」を土台に、前足部には「LIGHTSTRIKE PRO」が使われています。この「LIGHTSTRIKE」は従来のEVAフォームよりも軽く、安定感と反発力が高い素材です。一方、「LIGHTSTRIKE PRO」はアディオスプロに使われる、アディダスの中で最も軽く、反発性・クッション性が高い素材です。この2つを組み合わせることで軽量で安定感があり、スピードに乗りやすくなっています。

 

また、ミッドソールは全体的に肉厚になっており、前作のアディゼロ ジャパン 5よりも分厚くなっています。

大幅に意匠が変わったアウトソール

アディゼロジャパン5 アディゼロジャパン6 アウトソール

出典:(左)Amazon/(右)Amazon(加工:記助)

アディゼロ ジャパン 6では今までと違うアウトソールのデザインになっています。今まで使われていた「CONTINENTAL RUBBER(コンチネンタルラバー)」は継続して使われており、アウトソールの4箇所に大きく使われているデザインに変更されました。このCONTINENTAL RUBBERはグリップ力と耐久性に優れており、滑りにくく摩耗しにくいのが特徴です。

 

さらに、シューズの捻りを防止し、安定感を高める「TORSION SYSTEM(トルションシステム)」は細長い形に変更してており、しなることでスパイクのような推進力を得やすくなっています。

通気性・軽量性に優れたアッパー

アディゼロジャパン5 アディゼロジャパン6 アッパー

出典:(左)Amazon/(右)Amazon(加工:記助)

アッパーにはメッシュ素材を使うことで軽量化と通気性を高めています。長い距離を走っても足がムレにくくなっており、フィット感も高まっているのが特徴です。

 

ヒール部分には「HEEL PADDING」が使われており、かかと周辺を優しく包み、さらに安定感を高めています。

「アディゼロ ジャパン 6」はどんな人におすすめ?

アディゼロ ジャパン 6は、今までのシリーズの中でも厚底のモデルになっています。さらに、「LIGHTSTRIKE PRO」を使うことによりスピードも出しやすくなりました。ここかはら、アディゼロ ジャパン 6がどのような人に適しているのかを紹介します。

サブ3までのランナーのレース用

アディゼロジャパン5 アディゼロジャパン6 ヒール

撮影:記助

サブ3までのランナーであれば、レース本番で使うのが良いでしょう。今までのアディゼロ ジャパンよりも厚底になっていますが、「LIGHTSTRIKE」は軽量な素材なので重さを感じることなく快適に走れます。

 

また、トレーニングでもマラソンペースよりも早いインターバル走などのスピードトレーニングでも快適に走れるでしょう。

サブ3よりも速いランナーのトレーニング用

マラソンランナーのイメージ画像

出典:PIXTA

サブ3を達成したレベルのランナーであれば距離走・テンポ走からインターバル走などのトレーニング用として活躍します。

 

カーボン素材が入っていないので、体の負担は小さく練習用として優れており、厚底でクッション性もあるので1km4分前後の少し速いジョグ用としても使えます。

 

特に、レース本番にアディオスプロやアディゼロプロを使う方であれば、普段の練習全般で便利に使えるでしょう。

ITEM
アディダス アディゼロ ジャパン 6【メンズ】
●重量:230g
●サイズ:24.5cm~30.5cm
●カラー:レッド、ブラック、ホワイト
ITEM
アディダス アディゼロジャパン6【レディース】
●重量:230g
●サイズ:22.0cm~26.0cm
●カラー:レッド、ブラック、ホワイト

進化した「アディゼロ ジャパン 6」で快適にランニングしよう!

アディゼロジャパン6

出典:Amazon

アディゼロジャパンは今まで中厚底タイプのレーシングシューズでしたが、アディゼロジャパン6では改良され速いスピードに対応する厚底シューズになりました。

 

中級者までのランナーであれば、マラソン本番で自己ベストを狙えるレーシングシューズとして使えます。上級者にとっては、カーボン素材を使っていないので、体の負担を軽減しつつ自力を鍛えやすいトレーニング用として活躍するでしょう。クッション性・反発性のバランスが良く、幅広い方に履きやすいシューズなので、是非試してみてください。

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ひがしだいすけ
記助
記助

元800mランナー。100mからマラソンまで、観戦するのも走るのも好きです。楽しく走る方法や速く走るためのトレーニングを主に公開するので、お役に立てたら幸いです。