第3世代に進化したクラウドフロー
Onのクラウドフローは2016年に登場、高い機能とデザイン性を備えた今までにないランニングシューズとして高い人気を誇ります。定番のモデル「Cloud」に比べ、より楽しく長く走れるシューズです。
初代モデルは2016年に登場
Onの「クラウドフロー」は初代モデルが2016年に登場しました。レース用の軽量シューズは薄底で硬い、という常識を覆し、軽量でありながら、高いクッション性と反発性を備えた快適な走り心地を実現してプロアスリートから市民ランナーまで高い評価を得ました。
スタンダードの「クラウド」に対してクラウドフローではOnの特長ともいえるクラウドテック(ブロック形状のソール)を小型・薄型化することで数を多く配置(クラウドは16個、クラウドフローは18個)しています。
クラウドテックが細かく連続して潰れることで、自然に重心が前に移って身体が前に出るという効果があります。
2019年登場の二代目はソールが進化
クラウドフローは好評のまま2019年に二代目にアップデートされましたが、主な変更点はソールに集中しています。クラウドテックの素材を新素材の「ヘリオンスーパーフォーム」に変更し、着地の際の衝撃吸収性を向上させています。
地味な部分ですが、かかとが初代の直線的なデザインからふくらみのあるデザインに変更することで、かかとのホールド性を高めています。
ITEM
On クラウドフロー(二代目)
●素材:アッパー 合成繊維、合成皮革、ソール ラバー
●重量:約218g(25.5cm)
ITEM
On クラウドフロー(二代目:レディース)
●素材:アッパー 合成繊維、合成皮革、ソール ラバー
●重量:約218g(25.5cm)
2021年7月発売、第三世代のクラウドフロー、ここが進化した!
いよいよ第三世代のクラウドフローが発売となりました!どこが進化したのでしょうか。マイナーなアップデートかと思いきや、「ここが気になっていた!」という点もしっかりアップデートされています。
アッパーがシームレスに
第三世代のクラウドフローで一番変化が大きいのはアッパー部分です。メッシュ素材の二重構造という点は変わりませんが、段差がなくシームレスなデザインに変わりました。
通気性が向上し、つなぎ目がないことで、より快適なは着心地になったのもさることながら、よりすっきりしたデザインも好印象です。
レーシングモデルからフィードバックされたソール
ソールではクラウドテックにレースモデルの「クラウドブーム」と同様のラバーが採用され、路面をグリップする力が強化されています。ラバーは重い素材ですが、クラウドフローではグリップが必要な部分にのみ採用することで重量の増加を最小限に抑えています。濡れている路面や凹凸のある路面でも走りやすくなっています。
また、ラバー部分には違うカラーを使用することが、ルックスの面でも良いアクセントになっています。
カラーは4色展開
Onのシューズは、その性能の高さだけでなく、スイスメイドらしいシックなカラーリングでも人気がありますが、第3世代のクラウドフローでもその特長は受け継がれています。
メンズはRust/Eclipse(オレンジベース)、Lake/Flare(ブルーグレーベース)、Alloy/Magnet(ライトグレーベース)及びBlack/Asphalt(ブラックベース)の4色展開となっています。
ウィメンズはメンズと共通のRust/EclipseにRock/Rose(グレーベース)、Marina/White(ライトブルーベース)及びMulberry/Mineral(パープルベース)のこちらも4色が用意されています。
いずれも微妙なトーンにアクセントカラーが取り入れられており、カジュアルシューズとしても十分街に映える仕上がりとなっています。
ITEM
On クラウドフロー
●素材:アッパー メッシュ、ソール Helion素材
●重量: 238 g
●サイズ:25.0cm〜30.0cm
ITEM
On クラウドフロー(レディース)
●素材:アッパー メッシュ、ソール helion素材
●重量:198g
●サイズ:22.0cm〜25.0cm
待望のワイドモデルも登場!(メンズ・ブラックのみ)
ONのクラウドシリーズはスリムなデザインが魅力的ですが、特につま先のあたりが窮屈に感じられて敬遠していた方もいらっしゃるようです。
そんな方には、今回のクラウドフローではメンズのみですが、ワイドモデルが用意されたのは良いニュースとなるのではないでしょうか。
ワイドモデルはスタンダードに比べて拇指球の回りの幅が4mmワイドに設計されています。
それでいて、ブラック×アスファルトの引き締まったカラーリングも相まってワイドモデル特有の「ぼってり感」がないのもいいですね。
ITEM
Onクラウドフロー(ワイド)
●素材:アッパー メッシュ、ソール helion
●重量:238g
●サイズ:25.0cm〜30.0cm、31cm
第三世代のクラウドフローはどんなランナーに向いている?
アップデートされたOnクラウドフローは、どんなランナーにおすすめなのでしょうか。
サブ3.5〜サブ4を目標にしているランナーに
軽量シューズということで、サブ3.5〜サブ4を目指してスピード練にも取り組んでいる方にクラウドフローは最適のモデルといえます。
また軽量でありながらクッション性も十分確保されており、快適なは着心地を実現していることから長距離走や普段の軽いジョグまでカバーできるオールマイティなシューズです。
もちろんタイムを気にせず走りたいという方でも十分走れます。普段遣いと兼用の方であれば見た目重視で「クラウド」を選ぶのも選択肢のひとつですが、適度なクッション性があるのでランニング・ジョギングメインでシューズを探している方に特におすすめです。
レースも普段の練習も同じシューズにしたい方
練習用とレース用のシューズは分けた方が良いのですが、あまりに性格が異なったシューズだと、普段の練習で履いているシューズから履き替えた時になかなか馴染めなかったりすることもあります。
理想をいえば、レース用とスピード練習用、そして長距離走&ジョグ用の3足があれば理想的ですが、ジョグから長距離走までカバーする応用範囲の広いクラウドフローならレース用と練習用2足のクラウドフローを用意すれば対応可能でしょう。
Onクラウドフローは進化し続けるランニングシューズ
第二世代のOnクラウドフローも完成度が高いシューズで、第三世代は小幅な変化にとどまるのでは?と予測していましたが、それは良い方向に裏切られました。
しかも、機能やデザインだけでなくシューズ全体に使用しているポリエステルの70%をリサイクル素材にするなど、環境への配慮も忘れていません。
待望のワイドモデルも登場し、今まで以上に多くのランナーに愛される一足になるのではないでしょうか。
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