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毎週のようにどこかで開催されているマラソン大会。規模の大きいマラソン大会から、小規模だけどおもてなしが充実しているマラソン大会など様々な大会が開催されています。そんな多様なマラソン大会の中でも、フルマラソンに焦点を当て、3つの部門に分けてランキング形式で紹介します。
お祭り気分を味わうなら!規模の大きなマラソン大会ランキング
まず初めにご紹介するのは募集定員が多く、規模の大きなフルマラソンの大会です。規模の大きな大会ならではのお祭り感や、迫力は1度は味わっておきたいものです。募集定員は多いですが、毎回抽選倍率が高くなる大会も多く、その人気を物語っています。規模が大きい大会は、沿道からの応援やエイドなども充実していることが多いので、初めてフルマラソンに挑戦する人にもオススメです。
1位 東京マラソン
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恐らく日本で一番有名な大会はこの東京マラソンではないでしょうか。募集定員はエリートから一般まで合わせると37500人にも上ります。東京の各名所を巡りながら観光気分も味わえるコースで、沿道の応援の多さもすさまじく、ランナーの中にもコスプレをしながら走る方も多数いて、お祭りムードをさらに盛り上げてくれます。コースレイアウトもタイムの出やすい高速コースとなっています。一般抽選の倍率は10倍をも超え、出たくても出られないところが唯一の難点かもしれません。
東京マラソン公式HP
2位 大阪マラソン
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大阪でも国内最大級の都市型市民マラソンが開催されており、その募集定員は32000人になります。エントリー時に7つのチャリティテーマから支援したいテーマを選ぶチャリティマラソンの一面もあります。大阪という土地柄なのか、沿道の声援は東京よりも熱い!という声も聞かれます。御堂筋、京セラドームやあべのハルカスなど大阪の中心部を駆け巡り、大阪城公園を目指すコースで、大阪の魅力をたっぷりと楽しめるコースとなっています。
大阪マラソン公式HP
3位 NAHAマラソン
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NAHAマラソンは2019年で35回目を数える歴史ある大会で参加者は年々増加し、募集定員は30000人となります。他の都市型マラソンとは少し雰囲気が違いアットホームな空気が流れ、エイドや触れ合いを楽しむといったファンランの方が多く見られます。それも地元の方々の熱い声援のなせる業であり、沿道の応援や私設エイドはとても凄く、サーターアンダギーや黒糖、沖縄そばまでも振る舞われます。応援に後押しされて足が動くということはこういうことか!と感じられるかもしれません。
NAHAマラソン公式HP
4位 横浜マラソン
撮影:RUN HACK編集部
現在のようなフルマラソンの大会になってからは2019年で5回目ですが、横浜マラソン自体の歴史は長く市民マラソンとしては30年以上の歴史を誇っています。普段走ることのできない首都高速がコースの一部分となっており、ここをどう走るのかを含めてコースの特徴の一つとなっています。エイドでも工夫があり、限られた時間に限られた個数を出す、出会えたらラッキー!な「ラッキー給食」というものもあります。給水所付近ではチアダンスやハマこいなど様々なダンスパフォーマンスでランナーを応援してくれています。
横浜マラソン公式HP
5位 名古屋ウィメンズマラソン
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2012年から女性限定のフルマラソンにリニューアルし、ナゴヤドームをスタートフィニッシュ会場としています。制限時間は7時間と長く、完走率も毎年95%を超えています。そして名古屋ウィメンズマラソンの特徴と言ったら、完走者全員に贈られるティファニーのペンダント、これに尽きるのではないでしょうか。それを手渡してくれるのが、男前の「おもてなしタキシード隊」です。素敵なティファニーのペンダントと、ワイルドなタキシード隊、それだけでも参加する価値アリ!な女性に嬉しい大会です。
名古屋ウィメンズマラソン公式HP
タイムが狙いやすい!?高低差の少ないマラソン大会ランキング
記録を狙って走るという方や、初めて走るので少しでも楽なコースがいいなぁという方に向けて、フラットでアップダウンが少なく、記録も狙いやすいおすすめの大会を紹介します。
1位 板橋Cityマラソン
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荒川河川敷を往復するコースで、3月に開催されている大会です。シーズン終盤ということもあり、フラットなこのコースで記録を狙うのには時期もいいでしょう。制限時間が7時間と長く、初心者の方でも完走しやすいコースになっています。河川敷をずっと走るということでコースは単調で、風が吹いてしまうと影響を受けやすくなりますが、条件が整えばタイムを出すにはうってつけのコースとなるでしょう。
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2位 つくばマラソン
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全国のランナーが記録を狙うためにやってくる11月開催の秋レースです。記録狙いではなくその他いろいろなフルマラソンの楽しみを味わいたいという方には、おすすめできないかもしれません。ウェーブスタートを採用しているためスタート時の混雑も少なく、最初から自分のペースで走りやすいです。また高低差も少なく、天候も穏やかなことが多いことも、記録が出やすい理由になっています。エントリー開始からすぐに定員となってしまうため、出走を考えている人はエントリー時期を要チェックですよ。
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3位 古河はなももマラソン
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橋を渡るなどの短いけれど急な坂というものもなく、終始フラットなコースになっています。板橋City同様、風や気温などの条件が整えば、好記録を出すのにぴったりな大会です。道幅も広く、走りやすいコースですよ。
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4位 防府読売マラソン
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山口県で12月に開催されている大会です。制限時間は4時間となっているため、ある程度の走力のあるランナーが集います。これまでも高速コースでしたが、スタート位置が競技場内からロードへ変更になりました。これによってスタート時の混雑が緩和され、より記録が出やすくなるのでは?という期待が高まっています。
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5位 静岡マラソン
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駿府公園からスタートし、清水駅前にフィニッシュするコースですが、スタート地点よりフィニッシュ地点のほうが低い位置にあるのが特徴。コース変更により35㎞付近のアップダウンがなくなり、37㎞過ぎからは下り基調となっているため、終盤の失速防止にも一役買ってくれます。25km過ぎからコース一部で海岸線を通りますが、天気が良いと追い風になるためさらにタイムが期待できるでしょう。
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ランナーが選んだ!口コミ評価の高い市民マラソンランキング
ランニングポータルサイト・ランネットでは、投稿された口コミをもとに毎年「ランニング大会100選」としてランナーからの評価の高い大会を発表しています。ここでは2018年のランニング100選をもとに、特におすすめのフルマラソンの大会を紹介します。
1位 はが路ふれあいマラソン
撮影:えなまる
栃木県真岡市周辺の1市4町が主催する2500人参加の大会です。規模は大きくないかもしれませんが、そのおもてなしぶりには驚かされることでしょう。沿道での応援も都市型マラソンに比べたら数は少ないですが熱量が違います。毎年子供たちが作ってくれる貝のお守りを楽しみにしているランナーも多いようです。運営面でも、スタート位置が大きな公園でロッカーもシャワーも充実したりとストレスになる要素はありません。エイドは名物のイチゴをはじめ、「これでもか!」と思うくらい豪華に振舞われます。
はが路ふれあいマラソン公式HP
2位 おかやまマラソン
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例年11月に開催される市民マラソン大会です。レース前日と当日には「おかやまマラソンEXPO」と銘打ったイベントが開催されており、岡山の魅力を伝えています。また、縁結びinおかやまマラソンといったほかの大会とは一風違った出会いイベントも開催されます。街中でも田園風景の中でも途切れない応援や、エイドでのきびだんごなど魅力がいっぱいな大会です。
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3位 カーター記念黒部名水マラソン
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かつて元アメリカ大統領のジミー・カーター氏が参加した歴史ある大会で、次回で37回目の開催になります。北アルプスを望みながら海・山・川と自然を満喫できるコースレイアウトになっています。5月後半に開催されるため、暑くなる季節ですが、各給水所に名水100選にも選ばれた黒部の名水がランナーを助けます。給水所のお水は本当においしいので飲みすぎに注意です!そしてゴール後にいただける名水団子やマス寿司など、おもてなしは最後まで続きます。
黒部名水マラソン公式HP
4位 愛媛マラソン
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愛媛マラソンの魅力はなんといっても沿道の応援です。次回で57回目の開催を誇り、地域に愛媛マラソンが根付いていて市民から企業・行政と一体となって盛り上げています。ランナーにとって声援は力になり、うれしいものかと思いますが、この大会はその声援を目いっぱい感じられるでしょう。なんとこの大会には市長も知事もレースに参加します!街全体で盛り上がるのもうなづける、魅力たっぷりの大会になっています。
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5位 徳島・海陽 究極の清流 海部川風流マラソン
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参加人数が2000人と小規模な大会で、徳島県最南端の海陽町で開催されています。小規模であることの強みを生かし、スタート場所までのアクセスや待機場所の確保などがしっかりとなされており、気が付けば嫌な点が見つからないままフィニッシュをしていることでしょう。沿道でも小さなお子様からお年寄りまでランナーに声援をかけ続けてくれます。町の方や運営者とランナーが一体化するような大会ですよ。
海部川風流マラソン公式HP
自分の目的に合ったマラソン大会に出てみよう
今回は3つの特徴にスポットを当て、ランキング形式で市民マラソン大会を紹介しました。お祭り気分を味わいながら走りたい方、シリアスに記録を狙う方、おもてなしなど町の雰囲気も楽しみながら走りたい方など、様々なランナーがいると思います。今回の記事を参考に、また新たに出てみたい大会が増えてくれたらなと思います。
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